チェンマイで肉、野菜を買うなら?市場とスーパーマーケットを比べてみた

スーパーマーケット









タイにはスーパーがたくさんあって買い物が便利です。ほとんどの食材が手に入るので、移住したばかりでも自炊が手軽にできます。

あちこちに市場もあるので、しばらく住んでいると気になってくるかもしれません。市場に売ってある野菜の方が安くてお得のような気もしてきます。スーパーと市場、両方の利点を知って、かしこく買い物をしましょう。

ここではチェンマイでのそれぞれの買い物のポイントを紹介します。※タイ1バーツ=約3.4円(2019年4月)

市場にある野菜は安全?

野菜

市場にある山積みしてある野菜は、値段の安さが魅力です。安全性はどうなのでしょうか?

最近では、タイも食の安全が強調され、無農薬野菜などが注目されています。しかし、市場の野菜は無農薬とは言えません。タイのキャベツ畑では、農薬がけっこう使われていると聞きます。

市場で買うなら朝一番で

野菜

市場は冷房が効いていません。夕方になるころには、さすがにくたびれてきた野菜も見られます。朝は新鮮な野菜がたっぷりあるので、きれいな野菜を自分で選んで買うことができます。

主婦の味方といえば安価な「もやし」ですが、日本のようにどこのスーパーにも売っているわけではありません。市場ならたいてい売ってあるので、もやしが要るなら市場に行くと買えます

もやしも夕方には量も減ってしおれてくるので、朝に行くのをおすすめします。しゃきしゃきのを買えるからです。

市場は量り売り

野菜

ほとんどが量り売りの市場では、欲しい分の値段を言って買うことができて便利です。「10(シップ)バーツ」と言えば、10バーツ(約35円)分を量って袋に入れてくれます。そのほうが、こまかいお釣りが発生しなくて買い物がしやすいのです。

市場ではお釣りが用意されていないことが多いので、10バーツや20バーツが財布に入っているか確認しておく事をおすすめします。

スーパーで安全な野菜を買う

バッグ

市場より清潔なスーパーで買いたいと思う方も多いと思います。わたしはスーパーで買うことに決めている野菜が幾つかあります。

タイのどのスーパーでもたいてい置いてある、「ロイヤル・プロジェクト」の野菜は、安全性の高い商品です。

「ロイヤル・プロジェクト」とは、タイの「プミポン」前国王が推進して始まった事業で、農民を支援するプロジェクトです。品質の良い商品が開発されていて、そのプロジェクトで生産された野菜は安心して食べることができます。

「ロイヤル・プロジェクト」の専門店に行くことができたら、スーパーより安くこの商品を手に入れることができます。生で食べるレタスやきゅうり、キャベツや白菜などの葉物は、この商品を買うと決めています。

スーパーでも量り売りがおすすめ

野菜

「ロイヤル・プロジェクト」で売っていない玉ねぎなどは、どうしてもスーパーや市場のものを買うことになります。スーパーで買う時も、量り売りで買うのがベストです。きれいな野菜を自分で選んで買うことができるからです。

にんにく

にんにくは、市場で小さな袋に15粒ほど入って10バーツ(約35円)で売っています。これも便利ですが、スーパーでにんにくを量り売りで買えば、実がしっかりしたにんにくを自分で選ぶことができます。

果物も量り売りで買うと、「ビニールで包装されたブドウに腐りかけた実が入っていた!」という事態を避けられます。

お肉はスーパーのパック入り

肉

市場で肉を買うには、ちょっと勇気がいるかもしれません。冷房が効いていないうえ、ハエが飛び回っているのを見ると、躊躇してしまうからです。お肉は、スーパーでパック入りのものを買うのが安心です。

肉

スーパーの肉も量り売りのコーナーがあり、わたしも利用しています。タイでは1キロ当たりの値段が表示されているので、値段の予想を立てにくいのですが、日本で買うより安いです。1キロ119バーツ(約400円) の豚肉のミンチは、100グラムで約40円ということになります。

チェンマイで豚肉を買うなら「ムーサワディ」

看板

チェンマイには 「ムーサワディ」 という豚肉のチェーン店があります。豚さんがワイ(合掌)をしている看板が目印です。「ムー」とは豚のことです。豚肉だけではなく、食料品や調味料、生活雑貨なども置いてあるので、便利です。

「ムーサワディ」には豚肉のソーセージがあります。日本ではソーセージといえば豚肉ですが、タイで売られている手ごろな価格のソーセージは、ほとんどが鶏肉のものです。「ムーサワディ」の商品として売られている豚肉のソーセージは安いので、よく利用しています。

ソーセージ

タイでは、豚の三枚スライス肉があまり薄くありません。日本で売られているくらいの薄さのものが冷凍パックで置いてあるのも、「ムーサワディ」のいいところです。

まとめ

マーケット

何でもスーパーで買ったほうが良いと思われたかもしれませんが、市場でしか売っていない地元の食品があったりして、市場での買い物は楽しく、ワクワクします。

安くておいしいタイのバナナを買うなら市場がおすすめです。スーパーでは青いものしか置いていなかったりするので、わたしはいつも、すぐに食べられる黄色いバナナを市場で買っています。

安全性を考えながらも、市場を利用して地元タイの食生活と触れ合ってみるのはいかがでしょうか?市場で野菜や果物を買うついでに、総菜を買ってみたり屋台のスイーツを食べてみたりするのもおすすめ。みなさんもタイでの食材ショッピングを楽しんでくださいね。