日本からタイに引っ越してから、または旅行でタイを訪れてから「持ってくるのを忘れた!」というこまごまとしたものもあるのではないでしょうか。
そんな時に頼りになるのが「60バーツショップ」です。日本で生活雑貨を安価に購入できる場所といえば「100円ショップ」ですが、タイでは60バーツショップが広く展開しています。
今回はバンコクにある代表的な60バーツショップをご紹介します。※1バーツ=3.4円(2019年4月現在)
60バーツショップとは?
60バーツ(約200円)均一で生活雑貨などを販売する店です。日本でもお馴染みの日系チェーン店の他に、タイ独自のチェーン店もあります。
セントラルプラザ(Central Plaza)やテスコロータス(Tesco Lotus)、ロビンソンデパート(Robinson Department Store)などの大型ショッピングモールに入っている場合が多く、バンコク市内ではどこに行っても見かけるようになりました。
日系チェーン店の商品は大部分が日本から輸入された製品で、価格は日本の倍ですが、タイにいながら日本と同じ「100円ショップ」の製品を購入することができます。
以下では代表的な日系60バーツショップの「ダイソー」と「ワッツ」をご紹介します。
ダイソー(DAISO)
日本でもよく知られた100円ショップです。タイ国内には100店舗近く展開しているため、どこに行ってもダイソーを見かけるようになりました。直営店の他にフランチャイズ店もあるようで、ローカル色の濃いモールにも入っており、かなりタイに根付いているイメージです。
店舗にもよりますが、コスメ用品を前面に出している店が日本より多いように思えます。
ダイソーThailandサイト(タイ語)
ワッツ(Watts・KOMONOYA)
日本では「Watts」という店名で知られている100円ショップです。タイでは「Watts JAPAN by KOMONOYA」もしくは「KOMONOYA OSAKA JAPAN」という店名で、タイ国内では30店舗以上展開しています。
タイに進出したのは2009年6月からということですが、最近よく見かけるようになりました。
2018年7月にオープンしたスクムビット(Sukhumvit)地区のソイ33/1にあるワッツは特に品揃え豊富で、この通りは日本人も多く行き来する場所なのでいつも賑わっています。
ここは以前「3 price shop NEO」という店名の60バーツショップでしたが、その頃よりも品揃えが増え、店内も改装されて明るくなりました。
タイで役立つ60バーツショップ商品
個人的に特に役立っていると感じる商品をあげてみました。
キッチン用品
タイのスーパーでもキッチン用品はたくさん扱っていますが、例えばメラミン樹脂の食器ではタイのものはほとんどが電子レンジで使用不可なのに対し、日系60バーツショップの場合は電子レンジ使用可のものを豊富に扱っているため、60バーツショップで購入することが多いです。
「茹で卵に穴をあけて殻を剥きやすくグッズ」など、かゆいところに手が届くようなキッチン用品が多いのも魅力です。
手芸用品
私は手芸用品は日本からも持ってきたのですが、布や糸、ボタンなどこまごまとしたものが不足した場合に60バーツショップで購入しています。
前述のスクムビットのソイ33/1にあるワッツは手芸用品を豊富に扱っているので、趣味で手芸をやりたい方や保育園の子供用品を手作りしたい方の強い味方です。
中華街のあるヤワラートなどでも手芸用品を安く購入できますが、アクセス面ではどこにでもある60バーツショップが便利ですね。
保冷剤、保冷保温バッグ
お弁当用に、もしくは生鮮食品を購入するときに役立ちます。例えば「少し遠出して魚屋さんに行こう」という場合、暑い屋外を数十分歩くこともあるため、保冷剤と保冷保温バッグは必携です。
その他の店
60バーツ均一ではありませんが、安価な生活雑貨が手に入るチェーン店は他にもあります。生活雑貨は日系では無印良品がありますが、タイではやや高級なイメージなのに対し、以下の2店は手頃な価格帯です。
Moshi Moshi(もしもし)
インテリアや文房具系の雑貨が充実しています。商品価格は20バーツ〜(約70円〜)という価格帯で、デザインも可愛らしいものが多いです。中〜大型のショッピングモール内に展開しています。
メイソウ(MINISO)
「メイソウ」もしくは「MINISO」「名創優品」の名で、タイ以外のアジア各国でも見かけるメイソウですが、最近バンコクにも店舗が増えてきました。
ユニクロの看板に似ていますが、商品ラインナップはどちらかといえば無印良品やダイソーに近いです。こちらも中〜大型のショッピングモール内に展開しています。
まとめ
タイにある60バーツショップと生活雑貨チェーン店をご紹介しました。
タイ、特にバンコクはショッピングモールも豊富にあるため生活雑貨はどこでも入手できるのですが、「丈夫」「便利」「安心」などの点で私は日系60バーツショップのものを選択することが多いです。
売られているものはほとんどが日本と同じですが、まれにタイ独自の製品があったり、商品陳列でタイ人に人気のある商品を推察したりもできて興味深いです。
旅行でタイを訪れる予定の方も、もし時間があればのぞいてみることをおすすめします。