ジンバブエでサッカーの国際試合を観戦しに行ってみた

サッカー









日本でも大人気で、世界的に人気のあるサッカー。アフリカ南部に位置するジンバブエでも大人気のスポーツであります。

ジンバブエといえば、世界三大瀑布の一つであるビクトリア・フォールズやサファリパークが有名ですね。しかし、せっかくジンバブエに旅行に行くなら一味違ったところにも行ってみたいですよね?

そこで今回は、筆者がジンバブエに滞在している間にサッカーの国際試合を観戦しに行った時のことについてご紹介します。

※通貨:1ドル=約108円(2019年10月)

ジンバブエの国際サッカーチーム“The Warriors”

ジンバブエ

日本には「サムライブルー」という愛称で親しまれている国際サッカーチームがありますが、それと同じようにジンバブエにも、Zimbabwe Football Assocition(ジンバブエサッカー協会)によって編成される国際サッカーチームが存在します。

このチームは「戦士たち」という意味を持つ「The Warriors(ザ・ウォリアーズ)」という愛称で親しまれています。

ホームスタジアムはジンバブエの首都・ハラレに位置するNational Sports Stadium(国際スポーツスタジアム)。残念ながら、1950年に初の国際試合を行ってから今まで一度もFIFAワールドカップに出場したことはありませんが、ファンの声援を受けながら日々精進しているチームです。

入場

チケット売り場

*チケット売り場

時間

10月17日、The WarriorsのホームスタジアムであるNational Sports Stadiumで、ジンバブエ共和国とコンゴ民主共和国との国際試合が開催されました。試合の開始時間は19時でしたが、筆者は会場見学も兼ねて、2時間前に会場に入場しました。

筆者が入場した時にはそれほど人がいませんでしたが、試合開始1時間前には、入場ゲートはチケットを購入しようと押し寄せた人々でごった返していました。もしも試合観戦する際は、早めに入場することをおすすめします。

入場ゲート

入場ゲートには厳重な防犯設備があります。チケット売り場の前にたくさんの人が押し寄せないよう一人ずつゲートに入り、一列に並びます。お金を払えばチケットをくれるので、そのままゲートを通り抜ければOK。チケットはたったの5ボンド(約560円)です。

ゲート前には男性と女性の警備員がいて、危険物を持っていないか身体検査が簡単に行われていました。女性は女性の警備員が検査するので安心です。

会場の場所

スタジアム

会場の概要

試合が行われたのはNational Sports Stadium。ジンバブエの首都・ハラレに位置しており、60,000人収容できるジンバブエで最も大きい会場です。

サッカーの試合だけでなく、音楽のコンサートや宗教行事などでも多く利用されており、2013年8月にはムガベ大統領の式典もこの会場で開催されました。

行き方

ハラレのHarare Train StationからNational Sports Stadiumまでは車で15分です。周辺に電車がないため、タクシーやUberの利用をおすすめします。

Uberは日本ではあまり知られていませんが、さまざまな国で普及しているサービスで、格安のタクシーだと思っていただければいいでしょう。利用するためには、あらかじめスマートフォンにUberアプリケーションをダウンロードして設定を行う必要があります。

帰り方

帰りもタクシー、またはUberを利用することをおすすめします。私は往路で利用したUberのドライバーにお願いして、帰りも予約しました。帰りの時間と会う場所を伝え、電話番号を教えてもらいました。この時は後で帰りの時間を変更したため、電話番号を聞いておいて大正解でした。

会場の設備

スタジアム

設備

暗い夜でもサッカーコートは明るく照らされていて、試合をしっかりと観戦することができます。ただし屋根のない野外スタジアムであるため、気候の影響を受けやすいです。

ジンバブエは日中は日差しが強く暑いですが、日が暮れると肌寒い日が多いので、出掛ける前には必ず天気や気温を確認しましょう。

また日中に観戦する場合は帽子と水、夜の場合は寒くないようにコートなどを準備しておくと役立ちます。

公衆トイレ

公衆トイレは多く設置されていますが、トイレットペーパーがなかったり、便器に汚物がつまっていたりと、とても使える状態ではありません

しかし緊急時には使用しないといけないため、会場に行く時はポケットティッシュとウェットティッシュを持参しましょう。

注意点

タクシー

人に注意

ジンバブエにはアジア人がそんなに多くいないためか、日本人がジンバブエ市内を歩いてると注目の的となります。サッカー会場でも同じで、ただ歩いているだけでも皆が振り向き、声を掛けられたり写真を撮られたりしました。

また、試合が開始され多くの人が選手に向かって声援を送っている中で、試合ではなく、こちらを見ている人たちもいました。

幸いにも問題は起きませんでしたが、アフリカの夜は犯罪率が高く、外国人は特に狙われやすいです。スリに遭わないように常に警戒して行動しましょう。

タクシー、Uberを利用する際の注意点

ジンバブエの人々は日本とは違って、時間にとてもルーズです。約束に対しても同様で、筆者はジンバブエに40日間滞在していましたが、約束の時間にタクシーが来たことはほとんどありませんでした。

基本的に20分ほど遅刻、ひどいときには約束を完全に忘れられていて、タクシードライバーは家族と遊びに出ているから来れないと言われたこともあります。

帰りのタクシーを予約する場合はドライバーの電話番号をメモしておき、問題が生じた時はすぐに連絡できるようにしておきましょう。

まとめ

ジンバブエは日本と比べて経済的に不自由している人々が多く、決して治安がいいとは言えません。しかし、日本では体験することができない文化を体験できるすてきな国です。

試合を観戦しながら、応援のラッパの音が鳴り響き、大きな声で選手たちを応援する人々の姿がとても印象的でした。

ジンバブエに行く機会がありましたら、エネルギーに満ちあふれたジンバブエの人々を直接見て、体感してみてはいかがでしょうか。

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