タイでは屋台でとても安くご飯を食べられます。タイ人の多くは、家で料理をしません。でも日本人としては、家で日本食も食べたいし、そのほうが経済的です。
うちの場合、お昼ご飯は外食が多いものの、朝晩は家で料理をします。日本にいたときと同様、基本的な調味料は必要です。
タイに来て最初のころは、塩1つ見つけるのにも苦労しました。「片栗粉」と日本語で書いてあるわけもなく、探して回ったものです。
そこで、日本からタイに来た方が常備しておきたい食材や調味料をすぐに見つけられるよう、タイで売られているもののいくつかをご紹介したいと思います。※1バーツ=約3.4円(2019年4月)
塩はタイ語でグルーア
塩は英語でSalt。これは大抵の人は知っています。ところが、タイ人に「I want Salt.」と言ってもなかなか通じません。「グルーア」とタイ語で言ったほうが通じます。
塩は売り場を探していると見つかると思います。でも、普通のスーパーで並んでいるのはほとんどが「精製塩」と言われる、サラサラしたタイプのものです。
私は、自然塩のほうが欲しかったのですが、どう探しても見つからないのです。ようやく、業務用スーパーの「Makro(マクロ)」で見つけました。1,000グラムで8バーツ(約28円)とは安いです!
その後、「ムーサワディ」というお店で、220グラム入りの小さな袋に入った塩5バーツ(約18円)も発見しました。市場にも売っています。「ビックC」とか「ロータス」といったスーパーでは、見たことがありません。
砂糖はどこでも手に入る
砂糖は、グラニュー糖タイプのものも、キビ砂糖のような色のものも、とにかくたくさん置いてあります。さすが、甘いの大好き!タイ王国です。
一応、オーガニックのものもあります。私は、安くて無漂白の砂糖を買っています。
小麦粉はおなじみ「Flour(フラワー)」で探す
小麦粉は、英語の 「Flour」で探しましょう。このケーキの絵が描いてあるパッケージのものが、どこの店にも置いてあります。
わたしは、水色の袋の「All Purpose」というのが薄力粉だと思っていましたが、これは中力粉なのだそうです。薄力粉は「Cake Flour」と表示されています。
片栗粉はどこにある?
いちばん手間取ったのが、片栗粉でした。片栗粉は英語でなんて言うんだっけ?から始まり、「Potato starch」と分かってから、あちこち探しました。コーンスターチとか、タピオカスターチはよく見るのですが、ポテトスターチがなかなか見当たりません。
ようやく「リンピンスーパー」で見つけました。日本をはじめとした海外の食材を扱う、すこしハイクラスのスーパーマーケットで、チェンマイの大きなショッピングモールにはほとんど入っている店です。
あと、「プーワンクルワ」という、お菓子の材料がメインのお店にも、たいてい置いてあります。「McGarrett」というメーカーの商品でした。200グラム入りで22バーツ(約75円)。
使ってみる?コーンスターチとタピオカスターチ
片栗粉を探し回っていて目に付くのが、コーンスターチとタピオカスターチです。タイでは圧倒的にこの2つが使われているようで、ポテトスターチ(片栗粉)は影が薄いです。
片栗粉が見つからなかった時は、コーンスターチで代用していました。片栗粉よりとろみが弱いので、量を多めに使うなどの工夫もいるようです。
タピオカスターチは、話によるとさらにとろみがつきにくいのだそうです。でも、こんなに大量に入って値段も安いので、多めに使っても安心です。
この2つの安い粉を、料理の新材料として加えるのもいいですね。
マヨネーズは何色?
おなじみの赤いパッケージは値段が高い
タイに来て驚いたのが、キューピーマヨネーズ。外袋の色がいろいろあります。当然赤がおなじみの色です。「Japanese Style」と表示されています。
でも、赤いパッケージのチューブの容器に入ったのもの(日本で一般的なタイプ)は、お値段が高めです。520ミリリットルで150バーツ(約510円)です。
青いパッケージがお得
タイでは袋入りのものがお店に並んでいます。詰め替えタイプのような袋です。 1,000グラム入りで、 142バーツ(約490円)。この袋に入っているマヨネーズで赤い色のものはめったに見ることがありません。
タイ人は甘い味がお好みのようで、砂糖入りのものがけっこうあります。セブンイレブンなどのお店に売られているサンドウィッチには、砂糖入りのマヨネーズが使われていると思われます。でも、日本人にはちょっと抵抗があります。
日本人の口に合うタイプのマヨネーズは、青いパッケージの「ノーシュガータイプ」です。袋に入っているので、このままでは使いづらいです。私は、ダイソーなどで売っているマヨネーズ用の容器に移し替えて使っています。
その他の粉類の紹介
片栗粉の見出しで紹介した 「McGarrett」というメーカーには、そのほかの粉類が幾つかあるので紹介します。
- ベーキングパウダー:黄緑の袋
- 重曹(ベーキングソーダ):赤い袋
- ゼラチン:黄色い袋
- Corn Flour(とうもろこし粉):片栗粉と同じデザインのオレンジ色の袋
重曹は、お得な大き目サイズの袋でも売っていますので、私は掃除などにも使っています。
チェンマイで日本食材を買うならリンピンとマクロで
しょうゆ、酒、みりん、めんつゆ、ポン酢、みそ、日本米が必ず揃っているのは、「リンピンスーパー」と、業務用スーパー「マクロ」です。リンピンには、日本の「伯方の塩」が売っています。とっても高いですが……。
マクロは、しょうゆなどは1リットルサイズで売っているので、少量で買いたい方は 「リンピンスーパー」に行くと大丈夫です。値段の安さ重視なら 「マクロ」で買うといいです。
まとめ
タイで、簡単に見つかるようで見つからない塩や片栗粉。どこのスーパーでも売っているわけではないし、移住したてのころはお店の人に聞くのもうまくいかなくて困りました。
分かってしまえば買い物も楽しくなるし、日本にはない調味料も使ってみようかな、とも思えるようになりました。市場に塩を買いに行って、ついでに安いフルーツをたくさん買って帰ったりするのも楽しいです。
タイで調味料を買いに行くときに、豆知識として参考にしてみてください。