チェンマイのプロ・ランゲージ・スクールでタイ語をマスター

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タイは英語が話せればなんとか生活できる国です。でも、看板や標識のタイ語が読めたらいいなと思いませんか?ローカルなお店にも入れるようになって、生活がよりエキサイティングになりますよ。

観光都市チェンマイにはいくつかの語学学校があり、日本語で教える学校もあります。なかでも、さまざまな国からやってきた人が通っている「PRO LANGUAGE SCHOOL(プロ・ランゲージ・スクール)」がおすすめです。

タイ語はなかなか難解な言語ですが、基本的な読み方の法則がわかれば、たいていの標識は読めるようになり、街を歩くのが楽しくなります。私が通ってみて良かった点や特徴、ビザの情報なども併せてご紹介します。※1バーツ=約3.45円(2019年4月現在)

「PRO LANGUAGE SCHOOL」はどんな学校?

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プロ・ランゲージ・スクールは、タイの語学学校の中でもよく知られている学校です。バンコク、ラヨーン、チェンマイ、パタヤに教室があります。タイの教育省から「2008年度のタイのベストプライベート語学学校」に選ばれており、非常に高く評価されています。

1年間か、半年間の教育ビザ(EDビザ)取得が可能です。タイ語だけでなく、英語、中国語、ドイツ語、そして日本語のコースも用意されています。TOEIC、TOEFL対策、ビジネス英語のコースなどもあり、内容が充実しています。

観光都市チェンマイにある教室は、おしゃれなお店が立ち並び観光客であふれている「ニマン・ヘミン通り」にあります。グローバルな語学学校であることは、プロ・ランゲージ・スクールのアピール・ポイントとなっています。

英語でタイ語を学ぶ

書類

翻訳数の多さと共通感覚

母語で外国語を勉強するほうがいいと思われますか?人によって意見は異なりますが、英語でタイ語を学ぶことにも利点があります。

まず、タイ語から英語への翻訳の数が、日本語への翻訳の数より圧倒的に多い、という点です。英語が母国語の人たちをうらやましく感じてしまうところですが、仕方がないです。

もうひとつは、1つ目と関連しているのですが、表現の仕方が日本語にはないものでも、英語でなら理解できるという点です。

例を挙げると「คิดถึง(キットゥン)」という言葉をタイ人は頻繁に使いますが、日本語で「恋しく思う、懐かしいと思う」と翻訳されます。英語で「miss」の方がしっくりくるのではないでしょうか?

日本語で学ぶ苦労とは

タイ語には日本語ではひと言で表現できない単語がけっこうあります。

プロ・ランゲージ・スクールの先生も、グーグル翻訳を使って日本語で見せてくれることがあるのですが、「……?どういう意味?」と思うことが頻繁にあり、逆に英語の翻訳を見せてもらうと、「あー、そっちですね」と納得できたりしたものです。

日本語で教える語学学校に通った人の話によると、「タイ人の先生の話す日本語が理解できない」ということもあるのだそうです。日本語で学んだほうがいいとも言えないようです。

語学学校でタイを知る

教室

素直な感情表現

タイ人の先生にタイ語を教えてもらうと、タイ人のことがよくわかります。タイ人は日本人のように愛想笑いをしません。相手に気を遣うこともないです。

私たちのタイ語の発音が悪くて聞きとれなかったとき、先生は思いっきり「はぁ~?」とまゆをひそめて言います。最初は「グサッ」ときたものです。でも、その後あきれて教えることを面倒くさがることはなく、一生懸命教えてくれます。

だんだんわかってきたことですが、タイ人は結構はっきり「はぁ~?」と言います

丁寧で親身、臨機応変

褒めてくれるときは、本当に笑顔で喜んでくれているのがわかります。はっきりした感情の表現にびっくりすることもありますが、これはタイ人が特別なのではなく日本が特別なんだと、きっと多くの日本人は気付いています。

タイで生活する中で困りごとがあれば、先生に聞きます。「バイクの検問で引っかからないために気を付けることは?」などの質問をすると、先生はその日の予定をすぐに切り替えて、丁寧に答えてくれました。申請ごとで分からないことがあるときなど、本当にこれは助かりました。

リラックスして学べる

棚

プロ・ランゲージ・スクールは全然かたくるしくない学校です。学校に着くと、受付のスタッフさんが笑顔で、顔を見ただけで「Room4!」と今日の部屋の番号を教えてくれます。

タイ語が上達してくると「ホーン・シー(4番部屋)」と、タイ語で教えてくれたり話しかけてくるようになります。自然と会話ができるよう事務のお姉さんたちも助けてくれます。

その日の部屋に向かう前に、コーヒーなどを置いてある棚で飲みたいものをコップに入れて行きます。1階が受付、2階から4階に教室が分かれています。階段がすこし急なのでコーヒーを持って上がるときは要注意です。

部屋は、タイではどこでもそうですが、エアコンがしっかり利いているので、私は必ず温かいコーヒーを持ってあがりました。

グローバルな環境に身を置く

教室

グループ・レッスンを受けると、本当に国際色豊かです。私は個人レッスンしか受けていないですが、話によると、先生も含めてとてもノリが良くて和気あいあいとしているようです。

文字が読めなくてもペラペラとタイ語を話す西洋人と、テキストが読めても会話ができない日本人など、人それぞれですが、先生は上手に授業を楽しく進めていきます。

柔軟な対応

教科書

通常は会話文からスタート

タイ語は文字の読み上げが難しいため、レッスンは会話から始めることが多いです。私も最初は会話から始まりました。

でも英語で指導するので、タイ語の発音の会話文が、全部ローマ字表記で書かれています。慣れていないせいか読みにくく、覚えにくさを感じました。

タイ文字の読み上げと文法のテキストに変更をリクエスト

タイ語が読めるようになりたかったのもあって、先生に文字の読み上げから始めてもらえないか聞いてみました。先生はすぐ「OK!」と言って、教科書を閉じ、プリントを持ってきて読み上げの授業を始めてくれました。

先生も「タイ語を読めるようになったほうが会話を覚えるのも早いよ」と言っておられました。文字の読みあげから入って挫折する場合もあるので、各自で自分に合った始め方にするとよいです。

これはプライベート・レッスンだから変更できましたが、グループ・レッスンの場合は先生が進め方を決めます。

個性的な先生と楽しい授業

教室

私が担当してもらった先生は、チェンマイ校の看板娘でキュートな、20代半ばの女の先生でした。「語学学校でタイを知る」の見出しでも触れましたが、感情がはっきりしていて、わかりやすいです。かわいい先生ですが、先生としてはベテランです。

同じ教室に通う知人は、担当の先生がレディ・ボーイだと言っていました。なかなか個性的な先生が多いですが、とても楽しい学校です。

担当の先生が課外授業を計画することがあります。マイクロ・バスで数人の学生を連れて、山のぼりや自然散策へ出かけたりします。チェンマイの1日ツアーを一緒に楽しみながら、クイズでタイ語を練習したり交友を深めたりできて、とても楽しいですよ。

ビザを取得する場合

ビザ

エデュケーション・ビザ

12歳以上から教育ビザ(ED)を取得できます。ビザ取得者の配偶者も、「配偶者ビザ」が取得できます。

基本的に週に2回通って、1年か半年分のビザが取得できるように時間数が設定されています。グループ・レッスンだと低価格でビザが取得できます。

費用

グループ・レッスンの場合

  • 1年ビザ…180時間で27,900バーツ(約96,000円)
  • 6カ月ビザ…90時間で17,000バーツ(約59,000円)

プライベートレッスンの場合

  • 1年ビザ…200時間で90,000バーツ(約310,000円) ※2人でプライベート・レッスンの場合、1人につき55,000バーツ(約190,000円)
  • 6カ月ビザ…100時間で60,000バーツ(約207,000円) ※2人でプライベート・レッスンの場合、1人につき37,500バーツ(約130,000円)

ビザ・トリップ

観光ビザ(60日間)またはノー・ビザ(30日間)でタイに入国してから、ビザの有効期限内にEDビザを取ります。必要であれば滞在期限の延長を申請します。(30日延長可、イミグレーションにて申請)

書類をスタッフの指示通りそろえたら、たいていはラオスのビエンチャンに行ってビザを取ります。その他の国で取りたい場合は、スタッフに相談できます。日本のタイ大使館ではEDビザを発給してもらえなかったというケースをよく耳にしますので、よく調べたほうがいいです。

チェンマイに戻ってきたら、今度は3カ月ごとにイミグレーションでビザの更新手続きをします。

注意点

入国管理局の審査は年々厳しくなっています。EDビザ取得者はテストを受けるなど、学校にちゃんと通っていることが証明されなければいけません

数年前は、ビザだけ取って学校にはほとんど通わない人もいたようですが、今はそれはできません。真面目に通う必要があります。

まとめ

学校

EDビザを取る必要がない方も、タイ語を勉強してみてはいかがでしょうか?時間数を30時間から選択できて、自分の都合に合わせてスケジュールを組むことができます。ウェブサイトの「コース」のページでは、簡単な入力でレッスン費用のシミュレーションをすることもできます。

新しい土地に引っ越してきたばかりのときは、何をどう調べればよいかもわからないし、知り合いがいなければなおさら不安です。ぜひプロ・ランゲージ・スクールでタイ語を学びながら、先生を味方につけてタイ生活を始めてみてください!

基本情報

学校
  • 名称:PRO LANGUAGE SCHOOL(プロ・ランゲージ・スクール)
  • 住所:6/4-5 Nimmanhemin Rd. T. Suthep, A. Mueng,Chiang Mai 50200 Thailand
  • 電話:053-400-980
  • 公式サイト:https://www.prolanguage.co.th/
  • アクセス:ニマン・ヘミン通り沿い、ショッピング・モール「MAYA」から歩いて3分。二マン・ヘミン通りに新しくできた、レンガ造りのおしゃれなショッピング・モール 「One Nimman」の真向かいにあります。