バンクーバーの人はアウトドアが大好きです。バンクーバー市内のいたるところにある公園や、ちょっと足を延ばしてノースバンクーバーまで行けば、ありとあらゆるハイキングトレイルがクモの巣のように広がっています。
運動不足でも大丈夫。上り下りの少ない1km以下のトレイルもあります。樹齢300年を超える大木に、苔むした地面、流れる小川とマイナスイオンたっぷりで心身ともに癒されて健康になること間違いなしです。いろんなトレイルに挑戦してみましょう。
バンクーバーのハイキングトレイル
バンクーバーにはハイキングトレイルがあちこちにあります。
ダウンタウンからなら、観光名所のスタンレーパーク内に22コースのハイキングトレイルがあります。短いものは1km以下なので、お散歩感覚で楽しめます。ビーバーのいる池やランドマークになっているライオンズ・ゲート・ブリッジを見渡せるコースなどバラエティー豊かです。
少し遠出をするならノースバンクーバーへ。何百というコースが西から東へ、下から上へと広がっています。1km以下の短いコースから20kmを超えるコースまで、レベルもいろいろ。その日の気分にあったコースが必ず見つかります。
ハイキングの持ち物
ちょっとハイキング、とは言っても必要最低限のものは忘れずに持っていきましょう。水、歩きやすい靴は必須です。気候に合わせてジャケットも忘れずに。特にノースバンクーバーの山へハイキングに行くときは、プロテインバーやフルーツといったおやつを持っていくといいでしょう。
ハイキングが人気なので、どこのコースでも人に会いますが、万が一、迷ったときのために食べ物を持っていくと安心です。
電波の届かないところもありますが、携帯電話も必需品です。ハイキングトレイルのアプリがあるのでインストールして、電波が届かないところでも地図が見れるようにしておきましょう。
- おすすめのアプリ:AllTrails https://www.alltrails.com/mobile
バンクーバーのトレイル観察
バンクーバーのトレイルは、きれいに整備されているところがほとんどです。
熱帯雨林に属するバンクーバーでは、苔むした樹齢300年を超える巨木があちこちにあります。その様は『もののけ姫』の『こだま』が出てきそうです。
トレイルは整備されていますが、基本的には手を加えず、自然のなすがままにしておくのが基本です。風で倒れた木はそのままに、雷で打たれた木もそのままに放置されています。トレイルをふさぐように倒れた木は、トレイルのところだけ切り取り、あとは地面に倒れたままにしてあります。
そしてそのうち倒れた木には虫が住み、草木の芽が出て育ち、朽ちて土へと返っていきます。生命の強さと不思議をあちこちで見ることができます。
バンクーバーのハイキング中の注意点
1km以下のハイキングでも上級者コースのハイキングでも、気を付けることは同じです。みんなが気持ちよくハイキングを楽しめるように以下の点に注意して、準備万端ハイキングに出かけましょう。
- トレイルはマウンテンバイクと共有していることが多いので、マウンテンバイクが来たら横によけるようにしましょう。
- ごみは自分で持ち帰りましょう。
- トレイルに沿って進みましょう。
- 草花を摘んだり、枝を折ったり、自然を壊す行為はやめましょう。
- 野生動物に気を付けましょう。
- 飲み物、食べ物を持っていきましょう。
- 友人、家族にどこにハイキングに行くか伝えましょう。
- 気候に合った服装を心がけましょう。
バンクーバーで森林浴をしながらハイキング
樹齢何百年の木があちこちに育っているバンクーバー。ほとんどのトレイルがそんな山の中にあります。公園のトレイルでもかなりの巨木を見つけることができます。
ハイキングトレイルの近くには川が流れるところも多く、どこへ行ってもマイナスイオンたっぷりです。鳥の声があちこちから聞こえてきて、風の渡る音もよく聞こえます。
車の音も聞こえない山の中では、心身ともにリフレッシュできてストレス解消になります。森林浴の効果抜群でのんびりリフレッシュできるハイキングを楽しみましょう。
ハイキングで出会う野生動物
町中のハイキングトレイルでも、リス、アライグマやスカンクなどの野生動物を見ることができます。山のハイキングトレイルに行くと、クマ、ピューマ、鹿、コヨーテなどの動物に出会うことがあります。
クマは人を襲うことはほとんどありませんが、会ったときには騒がずに、手をゆっくり広げるなどして自分を大きく見せながら、後ろに歩いていきましょう。ピューマは小さい子供や犬を襲うことがあるので、気を付けましょう。
フクロウ、白頭鷲、ハチドリなど鳥の種類も多く、ライチョウなども見ることができます。スタンレーパークにはビーバーが住んでいるので早朝に行くと出会えることもあります。
まとめ
バンクーバーで気軽に行けるハイキング。夏はもちろんおすすめですが、雪の中、凍ったトレイルを歩く冬のハイキングもなかなかいいものです。1年中、季節を問わず楽しめます。
気軽に行けるとはいえ、山の中や森の中です。注意事項を守って安全に気を付けましょう。野生動物との出会いや、樹齢300年以上の巨木、鳥のさえずりなど、ハイキングでマイナスイオンをいっぱい浴びて、気持ちのいい汗をかきましょう!