ドイツのコンセントは?電圧は?変換プラグや変圧器は必要?

ドイツの建物









中欧に位置するドイツは、中世の街並みの残った観光地や歴史的スポットが多く、ヨーロッパ旅行のハイライトともいえる国です。

そんなドイツに滞在するなら、電圧事情は知っておきたいもの。せっかく持ってきた電化製品が「使えない!」「壊れてしまった!」ということがあるとガッカリですよね。

そんなことのないように、ここではドイツの電圧事情についてご紹介していきます。ドイツの電圧やプラグタイプ、変換プラグや変圧器の必要性など、ドイツ滞在で知っておくべきことをまとめました。

ドイツのコンセントタイプは?

コンセント

ドイツのプラグは写真のような形です。プラグタイプは、2本足のCタイプで、日本のものより足に丸みがあり、長いです。ドイツだけでなく、多くのヨーロッパのコンセントは、このCタイプに対応しています。

ドイツにはCタイプの変換プラグを持って行こう

コンセント

Cタイプの変換プラグを使用すれば、携帯電話やデジタルカメラの充電器などが使用できます。変換プラグは街中の電気屋さんやスーパーマーケット、ホテルなどでも販売されています。物にもよりますが、3ユーロ~15ユーロほどで手に入ります

日本でも販売されており、100円ショップで見かけることもあります。

ドイツの電圧は?

電圧とは、電気を押し出す力のことです。この電圧は各国で異なるため、自国の電化製品が他国で使用できないことも多々あります。そのため、変圧器によって電圧を調整する必要があります。

日本の場合、家庭の電圧は通常100V。これに対し、ドイツの電圧は230Vであるため、日本製品はそのままでは使えないものもあります。その国の電圧に対応していない電化製品を使おうとすると壊れる可能性があるため注意してください。

日本の電化製品は変圧器なしで使える?

電圧の確認の仕方

日本製品を海外で使用する場合、まずは電圧表示の確認をしましょう。電圧表示は製品本体や充電が必要なものは充電器に記載されています。例えば、「100-240V」と記載されている機器は、ドイツでも使用できます。

そのまま使える製品

スマホ

変圧器がなくても変換プラグのみで使用できるものは、電圧がユニバーサル仕様の製品です。そのまま変換プラグさえ使用すればドイツでも使えます。

スマートフォンやタブレット、パソコン、デジタルカメラなどの多くはユニバーサル仕様です。一部の携帯ゲーム機の充電器や電動シェーバーの充電器もユニバーサル仕様となっていることがあります。本体または説明書などで確認しておきましょう。

変圧器が必要な製品

変圧器が必要なものは、ドライヤーやポット、アイロン、炊飯器など。一般的に消費電力が大きいものが多いです。これらの日本製品を使用したい場合は、変圧器を使う必要があります。

変圧器を使用する際の注意点

変圧器を使用する際、「定格容量」を見ておく必要があります。これは、その変圧器が許容できる電気量のことで、この定格容量を超えると変圧器が発熱、発火する危険性があります

「海外で使った日本製品が壊れた!」という声をたまに聞きますが、これはこの定格容量を超えるものを使用した場合も含まれているようです。例えば、1500Wの電力が必要なアイロンを使うのに1000Wまで対応の変圧器では危ないということです。

電圧だけを見るのではなく、この定格容量を見て変圧器を購入することが必要です。WまたはVAで表示され、製品本体または充電器に記載されているのでよく確認しておきましょう。

旅行なら身軽でOK

変換プラグ

変換プラグと変圧器の話をしてきましたが、もし旅行でドイツを訪れるのであれば、変換プラグのみで十分です。

前述した通り、スマートフォンやタブレット、デジタルカメラの充電器はほとんど変換プラグのみで使用できます。この他、パソコンや電動シェーバーなどの充電器も同様です。ホテルにはポットやドライヤーが備えられていますので、日本からあえて持って行く必要もありません。

「旅の基本は身軽」でいきましょう!万が一どうしても使用しなければならない電化製品があるなら、ドイツで購入してしまうのも一手です。ドイツ製は日本製と同じく信頼できるので、安心してお買い物してください。

まとめ

ドイツに旅行するなら、変換プラグは必須ですが、変圧器はそうそう必要になることはないでしょう。

長期滞在であっても、ドライヤーやポットなども日本と変わらない値段で売っています。電気シェーバーやポットの種類によっては、日本で売られているものより安くて機能性の高いものも見つかりますよ!

日本人にとって重要な炊飯器も、安いものなら20ユーロ(2500円ほど)で購入できるのでご安心を。「ドイツ滞在なら変換プラグさえあればなんとかなる!」と思っていただき、楽しく準備してくださいね。