ノルウェーの北部トロムソで出来るおすすめアクティビティ

ノルウェー









年々日本からの観光客が増えてきている、自然豊かな北欧の国ノルウェー。そんなノルウェーにある、トロムソという場所は、世界でも限られた場所でしか見れないオーロラが観測できることで有名なところです。特に冬場はその活動が盛んなことからたくさんの観光客が訪れます。

今回は、週末を利用してトロムソに実際に行ってきた筆者がトロムソでおすすめする様々なアクティビティを紹介していきたいと思います。

※1NOK=13.20円(2019年6月時点)

カラフルな街を探索

ノルウェー

ノルウェー有数の観光都市でありながらも、人口7万5千人ほどの小さな都市トロムソ。海に面していることから、漁業が盛んでたくさんの漁船や観光用の大きな船も見られます。

そんなトロムソの街並みはとてもコンパクトかつカラフルです。多くの家々が木造でできており、あたたかみのある色合いで彩られています。古くからの木造建築が多く残る街としても知られており、一番古い家は1789年に建てられたというから驚きです。

カメラを片手に街を散策していると、街の至るところでレトロな風景や自然と街が調和した美しい景色を発見できることでしょう。また、おしゃれなカフェも多いので疲れたらコーヒーとともに一息つくのもおすすめです。

まるで物語の世界!犬ぞり体験

犬ぞり

トロムソ発の観光ツアーでオーロラ観測に次いで人気を誇る犬ぞりは、一度は体験してみる価値の大いにあるアクティビティと言えるでしょう。数多くのツアーが出ていますが、私はこちらの会社のものを利用しました。

料金は1,690NOK(21,000円程)と値の張る価格ではありますが、2時間の犬ぞり体験に加え、長年犬ぞりに携わってきた人からのお話をホットドリンク付きで聞くこともでき旅のよい思い出になること間違いなしです。

街の中心地から、手配されたバスに乗り小1時間ほどすると山々に囲まれた犬小屋にたどり着きます。用意された防寒着に着替え、さっそく犬とご対面。

こちらのツアーでは参加者同士でペアを組み片方がそりに乗り込み片方は実際に犬ぞりを運転しました。ツアーによってはそりに乗るだけで運転はできないこともあるのでその点でもこちらのツアーはよかったなと個人的に思います。

操作方法を教わり実際に犬ぞりを体験していきます。街から完全に隔離された壮大な自然の中を、犬ぞりで駆け抜けていく爽快感は他では味わえない上、まさに物語の中にいるような感覚を覚えます。

ケーブルリフトで絶景の日没を見に行く

夕焼け

トロムソ中心地でぜひともおすすめしたいのが、ケーブルリフトに乗って山の上からトロムソの景色を一望することです。中心地から続く大きな橋を渡ってしばらく歩くと、ケーブルリフトがあり学生だと往復190NOK(2,500円程)で乗ることができます。

筆者はちょうど日没から空が暗くなりはじめる時間に訪れたのですが、空気の澄んだ山の上から見るその景色はとても壮大かつ美しかったことが印象に残っています。また、リフト近くにはレストランや休憩所もありました。

日没から夜にかけては、オーロラの写真を撮ろうと多くの人が訪れます。市内でオーロラを見たいのであれば、ぜひ夜に行くことをおすすめします。運が良ければ、ライトアップされたトロムソの街並みと空に輝くオーロラの共演を目にすることができるかもしれません。

ノルウェーの少数民族、サミについて学ぶ

ノルウェーの一部の地域では、「サミ」と呼ばれる少数先住民族が暮らしています。一つの地域に定住せず、トナカイや馬とともに自然の中で暮らす彼らには民族差別を受けてきた時代がありました。

現在では、彼らにも様々な権利が保証され、ノルウェー都市部の暮らしとはまったく異なる昔ながらの暮らしを営んでいます。トロムソはそんなサミが住んでいる地域の一つ。そんなことからトロムソ発のサミに関するツアーがいくつもあります。

 

私が利用したこちらのツアーでは、トナカイに餌をやる体験や実際のサミの方から話を聞いたり、サミの伝統料理を味わうといった内容が盛り込まれた4時間のツアーで1,090NOK(14,200円程)でした。

民族衣装

写真は彼らの色鮮やかな民族衣装の一例。サミのなかでも、住んでいる地域などによって使われる色が異なるそう。

トナカイ

こちらは迫力満点のトナカイ達。お気に入りの子を探してみるのも楽しいかも。

オーロラ鑑賞

オーロラ

最後に紹介するのは、トロムソの目玉アクティビティともいえるオーロラ観測についてです。まずはじめに知っておいてほしいことが、オーロラは有名な観測地と言えど毎日見られるものではないということと、できるだけ街の中心地から離れた暗いところに行くべきということです。

トロムソで車をレンタルして街から離れた場所に行くか、市内発のオーロラツアーを予約することをおすすめします。

観測時期

オーロラが見られる時期は一般的に夜が十分に暗くなる9月~3月と言われています。ピークと言われているシーズンは、2月3月ですが、それ以前でも十分に観測できる可能性はあるので予算を抑えたい方や寒いのが苦手な方は10月~11月にいくことをおすすめします。

観測条件

オーロラベルトの圏内にいることを前提としたうえで、天気が晴れておりかつ十分に暗いことが条件です。

オーロラは、写真を通してみるととても輝きを放ちはっきりと確認できますが肉眼で写真と同じレベルの輝きを目にすることはなかなか稀です。完全に光の遮断された場所に行くことが望ましいです。

市内で観測できる場所

オーロラツアーは一晩で1万近くかかることがざらで、滞在中毎日はいけないということもあるかと思います。市内に滞在しており、オーロラを観測したい場合におすすめしたいのがさきほど紹介したケーブルカーを使い山の上まであがることです。

また、市内から40分ほど海岸沿いに歩くと街のライトアップから離れたビーチにたどり着くことができここもある程度暗いので観測できる可能性があります。

まとめ

以上が私のおすすめするトロムソでのアクティビティになります。

オーロラ鑑賞が主な目的で行く人が多いトロムソですが、それ以外にも多くのアクティビティがあるのがその魅力の一つでしょう。事前に計画をたてておくことで、万一オーロラが鑑賞できなくても十分に楽しめるかと思います。

トロムソへの旅行を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

基本情報

  • 名称:フェルヘイセン(Fjellheisen)※ケーブルカー
  • 住所:Solliveien12 N-9020 Tromsdalen
  • 営業時間:10:00-23:00(8月1日から5月31日まで)、10:00-1:00(6月1日から7月31日まで)
  • 電話番号:+47 77638737
  • 料金:往復リフト券 大人210NOK、子ども(15歳まで)100NOK、学生190NOK
  • 公式サイト:https://fjellheisen.no/en/