カナダの首都オタワに入場無料で世界最長スケートリンクあり!知らないカナダの首都オタワ
みなさんはカナダの首都は、どこかご存知ですか?トロントでも、バンクーバーでもありませんよ。実はカナダの首都は、オタワです。意外と知られていない、少し地味な印象のオタワですが、自然がたくさんある魅力的な街です。
今回は冬の首都オタワの見どころのスケートリンクを紹介していきます。
1カナダドル=約83円(2019年10月)
カナダの首都オタワとは
オタワはオンタリオ州の東部にあります。オンタリオ州のトロントと、ケベック州のモントリオールの中間に位置しています。カナダの首都であり、国会議事堂などの行政機関が集中している政治都市です。オタワは、トロント、モントリオール、バンクーバーに次いで4番目に人口が多い都市になります。
オンタリオ州にありますが、フランス語圏のケベック州にも隣接しているので、フランス語を話す人もいます。
世界遺産の運河が冬はスケートリンクに
オタワには、行政機関の国会議事堂のすぐそばにリドー運河(Rideau Canal)があります。ユネスコの世界遺産に登録されていて、北米で最も古くから使われている運河です。昔は物流輸送のために使われていた水路ですが、今は娯楽や観光用にのみ使われています。
夏はクルーズやカヌーなどのアクティビティーがあり、冬は運河が凍って大きなスケートリンクに様変わりします。このスケートリンクは世界最大の長さで、7.8キロメートルあり、ギネス記録に載っています。
スケートできないけど実際に行ってみた
今回モントリオールに住む筆者は、車で2時間かけてオタワまで行きました。2月の冬真っただ中でものすごく寒かったです。その日のオタワの温度はマイナス10度でした。スケートはまったくの初心者でしたが、自分のスケートシューズを20カナダドル(約1,660円)で購入しました。
特に東部のカナダはウィンタースポーツが盛んなので、スケートもそこら中でほぼ無料で滑れます。ただし、スケートシューズを持っていないとレンタル料がかかります。思い切って購入、もしくは日本から持ってきた方がお手頃です。
事前準備と現地での楽しみ方
オタワのリドー運河もなんと無料でスケートが滑れてしまいます。スケートシューズがなくてもその場でレンタルができますが、レンタル料は2時間で22カナダドル(約1,830円)です。少し高い上に、たくさんの人がレンタルするために行列を作っているので、やはり持参できるならした方がいいです。
カナダの名物ビーバー・テイル
リドー運河のスケートリンクはスケートができるだけではなく、小さな店も出ています。その中でも、カナダの名物のビーバー・テイルが人気です。オタワ発祥のカナダのスイーツで、平たい揚げパンにチョコレート・ソースや、シナモン・シュガーなどのトッピングをかけて食べるものです。
スケートリンク上に椅子とテーブルもあるので、スケートを楽しみながら軽食を食べることができます。出店には、ホット・チョコレートやコーヒーも売られています。運河の上で食べてると思うとおもしろいですよね。
服装・持ち物
屋外のスケート場なので、もちろん寒いです。オタワの冬の平均気温はマイナス10度〜20度ほどです。厚手のダウンジャケット・帽子・手袋は必須です。あまりに寒かったので、現地でホッカイロを購入しました。持ち物はやはりちゃんとした防寒着と、ホッカイロもあるといいでしょう。またスケートシューズがあれば、持参した方がいいです。
天候状態に左右される開場に注意
リドー運河は屋外の天然スケートリンクです。そのため、当日の気温や天候によってコンディションが悪くなったり、閉鎖になったりします。特に雨の日や、気温が0度より高い場合にリンクが閉鎖になることが多いです。その年によってオープンする日数も変わります。だいたい毎年12月30日からスケートリンクとして開放されます。1月、2月がスケートリンクのベスト・シーズンです。
初心者向きではない
リドー運河のスケートリンクは、コンディションが悪い場合、表面がでこぼこな箇所がたまにあります。専用リンクには周囲に必ずあるはずの手すりもないので、初めて滑るには少し大変かもしれません。スケートができる人に教えてもらいながら、ゆっくり滑りましょう。
中には、スケートシューズを履かずに歩いているだけの人や、ソリに乗っている人もいました。滑れなくても雰囲気だけで十分楽しめます。スケートリンクのコンディションや、オープンしているかのリアルタイムの情報確認は、運営している公共企業体NCCのホームページから確認ができます。
リドー運河スケートリンクの基本情報
- 名称:Rideau Canal Skateway(リドー・カナル・スケートウェイ)
- アクセス:オタワ空港からバスで約50分
- 営業時間:午前10時〜午後10時 営業期間中は無休
- 電話番号:+1(819) 576-6839
- スケートシューズ・レンタル料:22カナダドル
- 公式サイト:http://capitalskates.ca/
オタワまでのアクセス
オタワは日本からの直行便がありません。アメリカやトロント、モントリオールを経由して行きます。だいたい日本からオタワ国際空港まで乗り継ぎを含めて、18〜20時間ほどかかります。モントリオール経由は、冬季だと日本からモントリオールの直行便の本数が減るので、乗り継ぎ可能な日に限りがあります。
冬の間はトロントかアメリカ経由がおすすめです。オタワ空港から市内まではバスで、約50分ほどかかります。
まとめ
「オタワは地味で見どころも少ない」とよく言われますが、実際は人気のある観光地で、毎年たくさんの観光客が訪れます。わたしは初心者で、スケートはほとんど滑れなかったのですが、カナダに来てから滑れるようになりました。オタワの冬は寒いですが、冬ならではの楽しいアクティビティーがたくさんあります。
スケートはもちろん、冬のフェスティバルも開催されているので、一緒に楽しめます。冬にオタワに来る機会があれば、スケートやウィンタースポーツに挑戦してみてください。