ニューヨーク観光中でもヨガでリフレッシュしたい！ニューヨークでYoga to the Peopleに参加してみよう！

ここ数年で、その健康への効果が認識され私たちにとって身近な存在となってきたヨガ。ニューヨークの街を歩いていても、ヨガマットを持って通勤する人をよく見かけます。

特に血行促進によって頭がスッキリするため、朝のヨガクラスに参加してから仕事に向かうニューヨーカーも多くなりました。

今回は、ニューヨークで観光中でも気軽に行けて、予約なしで参加できるヨガスタジオ、Yoga to the People（ヨガ・トゥー・ザ・ピープル）についてご紹介したいと思います。

※1ドル＝約108円（2019年11月現在）

Yoga to the Peopleについて

Yoga to the Peopleは、2006年にニューヨークでグレッグ・グムシオ氏によって設立された、ドネーション型のヨガスタジオです。ドネーション型というのは、 クラスごとに決められた最低寄付金額さえ払えば、誰でもクラスに参加できるシステムのことです。

このドネーション型の運営スタイルは、パワーヨガのクリエイターとして有名なブライアン・ケスト氏の運営方法をまねているそうです。

ブライアン・ケスト氏といえば、日本でもパワーヨガのDVDを出していて、ダイエットによく効くと話題になっていましたね。

ヨガに注目が集まってきた2000年以降、多くの人が興味は持っているものの、どこのヨガスタジオも価格設定が高すぎると感じていたグムシオ氏。金銭面の問題でヨガになかなか通えない人にも、ヨガを始める機会を作ってあげたいと思い、Yoga to the Peopleを設立したんだそうです。

現在では、ニューヨークに5店舗、カリフォルニア州に2店舗、アリゾナ州に1店舗と店舗展開を広げています。

ドネーション型だったらクオリティが低いのでは、と思う方もいるかもしれませんが、ヨガインストラクターの方もしっかりとトレーニングを積んだ人ばかり。通っている人も初心者の人から上級者まで、幅広いレベルの人が通っています。

参加するのに予約は不要！

Yoga to the Peopleのクラスに参加するのに、インターネットなどでの予約はいりません。自分の都合のいい日にちと時間に合わせてスタジオに行くだけ。だからこそ観光で来ている人にもおすすめなんです。

長いフライトで固まった体を少しほぐしたい、ニューヨークでヨガを体験してみたいという人にも、自分の都合に合わせて気軽に参加できます。

ただ予約を取らない分、先にスタジオが埋まってしまった場合は参加できなくなってしまいます。念のために早く着くようにしておくことをおすすめします。

クラスの種類とスケジュール

クラスの種類は3種類。Power Vinyasa Flow（パワー・ヴィンヤサ・フロー）、Traditional Hot Yoga（トラディショナル・ホット・ヨガ）、Hot Vinyasa（ホット・ヴィンヤサ）があります。

それぞれ少しずつ目的や種類が違い、スタジオによって実施されているクラスも変わってきます。下記に一つずつ紹介していきますね。

Power Vinyasa Flow

このPower Vinyasa Flowクラスは、ブライアン・ケスト氏のパワーヨガのアイディアを元にしたクラスです。

これは体のエネルギー、意識、呼吸のバランスを見出すことを目的にしたクラスで、呼吸と動作を連動させながら、流れるように複数のポーズをとっていきます。

運動量は多いですが、筋肉への負担が少ないのが特徴です。柔軟性を向上させつつ、筋肉全体の筋肉バランスを整えていく事ができます。

基本的に全て60分のクラスですが、スケジュールに（90分）と書かれている時間のみ90分のクラスに変わります。

各支店の店舗情報とスケジュールは以下のとおりです。

どのスタジオも支払いは現金のみで、クラスの料金は10ドル（約1081円）からの寄付になります。

また、日曜日の7pm、8:30pmのクラスではキャンドルの明かりを使用するので雰囲気がずっと上がります。

Traditional Hot Yoga

Traditional Hot Yogaは、その名の通りトラディショナルヨガを、40度から42度の室温に保たれた部屋で行っていきます。

2つの呼吸法とバランス感覚、柔軟性を取り入れた一連のポーズから構成されています。室温の高い部屋で行うホットヨガは、常温で行われるヨガに比べて、筋肉を短時間で柔軟にすることができます。クラスは全て60分です。

各支店の店舗情報とスケジュールは以下のとおりです。

どちらのスタジオもクラスの値段は14ドル（約1514円）からの寄付になります。ブルックリンのスタジオでは現金のみ、チェルシーのスタジオでは現金、クレジットカードどちらでも支払い可能です。

Hot Vinyasa

Hot Vinyasaは、基本は全てPower Vinyasa Flowと同じですが、室温がホットヨガより少し低い約37度に保たれた部屋で行われます。ホットヨガでは暑すぎるという方にはちょうどいいクラスです。

こちらもPower Vinyasa Flowのクラスと同じく、基本的に全て60分のクラスですが、スケジュールに（90分）と書かれている時間のみ90分のクラスに変わります。

店舗情報とスケジュールは以下のとおりです。

※印がついている時間のみ、4階のフロアで行われます。このクラスの値段は8ドル（約865円）からの寄付になります。支払いは現金のみです。

持ち物について

Yoga to the Peopleでは、ヨガマットは2ドル、タオルは1ドルで貸し出しているので手ぶらでOKです。特に観光で来ている人にとって、ヨガマットをわざわざ持ってこなくてもいいのはうれしいですよね。ちなみに、水も1ドルで販売しています。

ただ、ホットヨガなどで汗をかくクラスに参加する場合、使い回しのヨガマットだと、衛生面が気になる方もいると思います。

その場合は、汗拭きタオルとは別に、ヨガマットと同じくらいのサイズのタオルを持っていくといいでしょう。それを借りたマットの上に敷いてしまえば、衛生面も気になりません。

もちろん自分のマットを持っている方は、自分のマットで参加しても構いません。

参加するにあたっての注意点

開始時間の10分前には必ず到着していること

クラス開始時間に来ても、遅れた人は途中からの参加ができないので注意してください。

5分前になると、スタジオはいつもぎゅうぎゅう詰め。周りの人に声をかけて無理やり入れてもらうしかありません。早めに着いていれば、好きなところに自分の場所を確保することができます。

私はまだヨガ初心者ということもあって、あまり前方に立ちたくないので、早めに来て後ろの場所を確保するようにしています。

そうすればわからないポーズは前の人を見て参考にできるので、私のようにヨガ初心者の方、もしくは英語が全く分からない方などは早めに行っておくことをおすすめします。

携帯の電源を必ずオフにしておくこと

全てのスタジオには荷物を入れる棚はありますが、貴重品を入れるロッカーはありません。もしあったとしても、錠が必要になります。

そのため、携帯や財布はマットの横に置いておくことになります。携帯がクラスの最中で鳴ってしまうと、周りの人の迷惑になるので必ず電源を切っておくようにしましょう。

スタジオに入る際は土足厳禁

当たり前のことではありますが、スタジオに入る際は必ず靴を脱いでからスタジオに入るようにしましょう。場所を取りたいがために、靴も脱がずにマットを敷きに土足であがる人もいるそうです。

ヨガの前の食事は適量に

ヨガをする前に食べ過ぎてしまっては、せっかくのヨガも苦しいだけです。逆に何も食べずにクラスに参加するのも体によくありません。クラスの前は適量の食事を摂っておくようにしましょう。

水分補給を忘れずに

ヨガのクラスの最中では、ポーズに夢中になって水分補給を忘れてしまう人が多いです。特にホットヨガなどの暑い部屋で行われるクラスは、水分補給をしないと頭痛や熱中症をおこしてしまいます。ポーズの合間に必ず水分補給を忘れないようにしましょう。

まとめ

英語が苦手で、クラスついていけるか不安な方もいるかもしれません。私もはじめてニューヨークでヨガのクラスに参加した時は、どんなポーズをするのかさっぱりでした。

でも、Yoga to the Peopleのインストラクターの方に「できなくたっていいんだよ、あなたがここで自分の体のために努力していることに意味があるんだから」と言われてから、人の目を気にせずに自分のペースでできるようになりました。

どんなレベルの人でも、気軽に参加できるYoga to the People。ぜひあなたも、ニューヨークでリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。