日本から約8,600km離れた場所に位置するアイスランド。日本では観光先としてはまだマイナーな国ですが、その雄大な自然の美しさなどから年々人気は高まっています。そんな自然の魅力もさることながら、首都レイキャビクも実はとても素敵な街です。
今回の記事では、大学の冬休みを利用してアイスランドに5日間旅行した筆者が、レイキャビクの中でおすすめしたいスポットや過ごし方をいくつか紹介していきたいと思います。
※1ISK=約0.95円(2019年6月時点)
ケプラヴィーク国際空港概要
首都レイキャビクを紹介する前に、アイスランドの入り口である国内唯一の国際線空港、レイキャビク・ケプラヴィーク国際空港について紹介していきます。
首都レイキャビクから50kmほど離れた場所にあるこの空港は、コンパクトながらも様々な設備が充実しており、とても綺麗です。
空港内の様子
写真の構内地図からもわかるように搭乗ゲートを含め2フロアのみの小さな空港です。飛行機を降りると、看板の案内に従い出口まで向かいます。
シェンゲン協定参加国(ヨーロッパの多くの国が含まれている)から来た場合はパスポートのチェックは必要ありません。日本から来た場合は入国審査を受け、無事通れば広い待合スペースに出ます。
免税店や飲食店が立ち並んでおり、またアイスランドで古くより信じられているトロールとの記念写真も撮ることができます。
レイキャビクまでの交通手段
アイスランドには、驚くことに電車が一切通っていません。そのため、主な交通手段はバス・車(レンタカーまたはタクシー)になります。
ローカルバスも通ってはいますが、本数も極端に少ないため、多くの観光客が空港から首都レイキャビクまでの直通バスを利用します。
上記の2サイトが、主要直通バスでかつ予約も簡単にできるので参考にしてみてください。Airport Direcyという新しくできた会社のバスが、私の調べた中では片道2,000円程と最安でした。
その他
構内のWi-Fiは誰でも簡単にアクセスすることができ、通信速度も比較的スムーズです。
両替所もありますが、アイスランドはキャッシュレス化が進んでおり私自身も現金を使うことがありませんでした。念のため現金を持っておきたいという人は、ここで両替をしておくといいかと思います。
さて、次からは早速レイキャビク市内の観光スポットについて紹介していきます!
ハットルグリムス教会(Hallgrímskirkja church)
アイスランドの全人口およそ300万人のうち、7割近くが住んでいる首都レイキャビク。電車も通っていない小さな街の中で、ひときわ目立つこの高い建物が、ハットルグリムス教会(Hallgrímskirkja church)です。
全長74.5mと、レイキャビク市内のすべての建物のなかでも一番の高さを誇ります。
1986年に完成されたこの教会は、プロテスタントの一つであるルター派の教会です。内部にある展望台からはレイキャビクの町全体を一望することができます。下の写真からも分かるように、とても綺麗な景色なのでぜひ訪れた際には展望台まで足を運んでみてください。
展望台の料金は大人1,000ISK 、子供(7歳~16歳)100ISK(日本円で大人950円、子供95円)。現金のみの対応ですが、すぐ近くにATMがありました。
外観の独特な形状は、アイスランドの溶岩の風景をイメージして作られています。夜になるとライトアップもされ、昼とは異なる雰囲気を感じることができます。
バイヤリンス・ベストゥ・ピルスル(Bæjarins Beztu Pylsur)のホットドック
クリントン元大統領も食べたと言われている、バイヤリンス・ベストゥ・ピルスルの通称「宇宙一美味しいホットドッグ」。一つあたり470ISK(日本円で450円程)と、物価の高いアイスランドの中では気軽に食べられる値段なのも魅力です。
私は日中に訪れたのですが、観光客から現地の人まで多くの人で賑わっていました。普通のケチャップとは違った茶色いたまねぎベースのソースが独特で、とても美味しかったです。注文の際、「トッピングは全部のせるか?」と聞かれますので、まずは「全部のせ」を試してみてください。
小腹が空いたら、ぜひ「宇宙一の味」をどうぞ。
メインストリートを散歩する
レイキャビクは非常にコンパクトにまとまっており、徒歩で十分に観光ができます。ハットルグリムス教会からまっすぐ続く道を抜けると、郵便番号101のロイガベーグル(Laugavegur)と呼ばれるメインストリートに出ます。
アイスランドの最も古い通りの一つであるロイガベーグルは様々なお店が立ち並んで賑やかです。北欧らしさ満点のかわいい雑貨を置いたお店など、お土産屋さんもたくさんあって買い物にはぴったり。
また、通りを少し外れた路地では、写真のようなおしゃれなストリートアートを見つけました。治安はよく、ゴミもほとんど落ちていません。女性の一人旅でも心配なく楽しめると思います。
レイキャビクのパブを練り歩く!
冬だと、4時半ごろには日が暮れるアイスランド。しかし首都レイキャビクで過ごす長い夜は、とても賑やかです。
冬はレイキャビク発のオーロラツアーが開催されていますが、運が良ければツアーに行かずともオーロラを見られることも。クリスマスシーズンは街全体がライトアップされ、散策するだけでも楽しめます。
また、レイキャビクは小さな街のためバーやパブが密集しています。特にメインストリートのロイガベーグルには多くのお店が集中しているので、いろいろなバーやパブを覗いてみるのもおすすめです。お酒はどこも、ビール1杯で1,000ISK(日本円で990円程)でした。
週末は多くのお店が朝4時、5時まで営業しており終電の心配をすることなく楽しむことができます。私が訪れたときも、多くの人がお酒を飲んで街に出かけ、ダンスや会話を楽しんでいました。
まとめ
日本人にはまだあまり知られていないアイスランド。その魅力が少しでもお伝えできたならうれしいです。
アイスランドと言うと壮大な自然のイメージだけが思い浮かぶかもしれませんが、首都レイキャビクも魅力たっぷりです。日本の都市とはまったく違った景観やお店の数々は、多くの人が気に入ってくれるのではないかと思います。
ぜひアイスランドに行かれる際は参考にしてみてください!
基本情報
- 名称:ハットルグリムス教会(Hallgrímskirkja church)
- 住所:Hallgrímstorg 1 101 Reykjavík, Iceland
- アクセス:レイキャビク中心地から徒歩15分
- 営業時間:冬季(10月~4月)午前9時ー午後5時、夏期(5月~9月)午前9時ー午後9時 ※日曜はミサのため午前10時半から午後12時15分まで展望台はクローズ。
- 電話番号: +354 510 1000
- 公式サイト:http://en.hallgrimskirkja.is/