中国でスマホを使うには?SIMカードの購入方法

SIMカード









出張族のサラリーマンの方にとっては、中国でパソコンを使用しなければならないことがあると思います。また中国ではVPN(中国のネット規制を回避するソフト)を使用しないと、日本のようにネットを開くことはできません。

ここでは自身の経験から、中国国内でのおすすめのSIMカードや現地の中国ネット事情、VPNなどの対処法についてお伝えしたいと思います。

中国でのスマートフォン環境について

スマホ

基本的に富裕層は「iPhone」を保有している割合が多く、一般層は「小米」(xiao mi)など安価なアンドロイドスマートフォンを保有しています。

日本から持参する場合はSIMフリーのスマートフォンを持参すれば、現地でSIMを交換するだけで使用できるので便利です。もし面倒でSIMを購入したくないといった場合は 「WeChat」のようなアプリを使用して通話も可能です。

Wi-Fiは街中のマクドナルドやスターバックスに行けば、フリーWi-Fiがあるので、それを使用できます。しかし中国のフリーWi-Fiでは「Facebook」など、中国共産党にとって都合が悪い情報を閲覧できる海外のものは全て見ることはできないので、ご注意ください。

海外サイトを見るためには、日本でVPN(中国のネット規制を回避するソフト)をインストールして、Wi-FiやSIMを利用しなければなりません。

小売店でSIMカードを購入しよう

SIMカード

中国国内でのSIMの購入は、現地の「中国聯通(チャイナユニコム)」などのショップで可能です。店舗で購入する場合は、中国滞在時の住所や身分証明証などが必要になります。店員は英語ができない人が多いので、中国語に自信がない場合は日本で購入していったほうが無難です。

利用プランは3Gのプリペイド方式が良いと思います。基本料金はなしで通話料は約0.15~0.25元/分(約4円)ぐらいで非常に安いです。

SIMカード本体は約1,200円程度で販売されています。使用するにはSIMカード本体と通話料金何元か(留学生は30元ごとが多かったです)をコンビニでチャージし、残金がなくなったら再チャージできます。

購入したSIMカードは、同封されている紙に書かれている番号を初期設定で聞かれます。入力すればすぐにアクティベートは完了になります。

(1元=16円 2019年5月執筆時)

中国でおすすめのSIMカードと料金

SIMカード

中国滞在日数が短期間の場合

  • ブランド:中国聯通(チャイナユニコム)
  • 料金:30日までの使用で約3,000円
  • 理由:使い切りタイプで、複雑な設定も必要ありません。挿入してすぐに使用可能です。短期留学や旅行であればこちらで十分。日本で購入していくことも可能。通話はアプリを使います。
5179-S ネコポス/宅配便発送【有効期限2020/3/31・1枚】中国 本土31省 香港 マカオ 8日間 2GB データ通信 専用 プリペイド SIMカード 簡易日本語説明書添付【中国聯通香港】

この先何回か中国出張の可能性がある場合

  • ブランド:airBaltic Mobile
  • 料金:SIM本体価格 約1,200円、ネット代金1MB/2円
  • 理由:SIMカード自体の使用期限がないため、一度購入すれば基本的にずっと使用できます。ネットも通話も、使用した分だけクレジットカードで支払うタイプ。チャージして2年間使用可能なので、何カ月かに一度出張に行くなど、出張族の人などにお勧めです。

レンタルWi-FiルーターとSIMカード、どっちがいいの?

シグナル

個人的には「レンタルWi-Fiルーター」の方が便利だと思います。一長一短あるのですが、現地でパソコンを使用する場合、Wi-Fiルーターがあればスマホもパソコンも使用できるので、使いやすいのではないでしょうか。

VPN付きのサービスもセットで提供してくれていますので、パソコンでも「Facebook」や「YouTube」を中国で利用することができます。また出張族の方が「Skype」で日本の同僚と会議するときなどは、パソコンとVPNは必須です。

各レンタル会社があるのですが、「グローバルWi-Fi」がお勧め。VPN付きの使用容量プランが豊富にあるので、短期の留学生から出張族まで、さまざまな人が自分の使用目的に応じて選択できるでしょう。

中国でのSIMでの通話について

電話

日本の若年層では、スマートフォンでの通話は基本的にアプリを利用したネット通話が主流になってきています。友人や家族、職場によっては上司とLINEで無料通話をするケースもあると思います。

電話回線を利用した通話は、クリニックへの予約や市役所への電話といったネット通話ができないところへの電話となることが多く、基本はネット通話です。

これは中国でも同じで、「WeChat」などのアプリでネット回線を利用した無料通話がほとんど。まさに日本と同じ状況になっています。

もしかしたら何十年後には、電話回線での通話という考え方はなくなって廃れてしまうのではないかと思っています。

まとめ

今回は中国国内のSIMカードについて記載しました。

旅行や短期の留学でSIMを使用するといった人が多いと思いますが、個人的には取り扱い説明書が全て日本語で初期設定も非常に簡単な「チャイナユニコム(中国聯通)」の使い切りタイプを日本で購入して、現地で使用するのが一番良いと思います。

今回の記事を参考にして、現地での留学生活に活かしていただけたらと思います。