疲労回復の王様!韓国スーパーで買える即席タコの炒め物の作り方

タコの炒め









韓国は日本の隣で気候もほとんど日本と変わりませんが、冬の寒さが厳しく、11月下旬には初雪が降ってくるほどです。そんな寒い国で冬を元気に過ごすには健康管理が必須ですよね。今日はスーパーで買える、栄養たっぷりの海鮮セットをご紹介します。

写真は、今が旬のマダコとイイダコがメインの、パパっと簡単一品料理です。日本人には少し辛いと思いますが、唐辛子パワーで韓国の厳しい冬を乗り切りましょう!

※1,000ウォン=約100円(2019年6月)

タコの炒め物セット

たこのセット

日本と同様、韓国でもよせ鍋セットや魚介類やお肉の炒め物セットをスーパーで簡単に手に入れることができます。

値段は7,000ウォン(約700円)から20,000ウォン(約2,000円)ほどで、量やメインとなるシーフードによって価格に差が出るようです。

たこのセット

今回私が準備したのはこの2パックです。1パックあたり2~3人用のセットで、重さは600グラムほどです。

両方ともイカかタコのように見えますが、写真右側はナクチ(=マダコ)、左側はチュクミ(=イイダコ)という種類のタコです。マダコもイイダコもタウリンが豊富で疲労回復に優れた効果があり、韓国では健康食品として人気があります。

このようなセット商品は調味料もセットになっているので、準備するものは特になく、退勤するときにスーパーに寄って買ってくるだけです。あとはフライパン1つで簡単にできちゃう、忙しい現代人のための即席セットです。

낙지(ナクチ)の栄養・効果

マダコ

ナクチ(和名:マダコ)の旬は9月から2月頃です。コリコリと噛みごたえのある食感と程よいしょっぱさで、韓国では広く愛される海産物です。刺身、あえ物、乾物、鍋など、様々な方法で調理することのできる優秀な食材でもあります。

マダコのタウリン成分は新陳代謝や血液の流れを促進し、元気を回復するのに卓越した効果があります。さらに必須アミノ酸と多様なミネラル成分が疲労をとって、体を元気にしてくれます。

マダコはDHA(ドコサヘキサエン酸)成分を豊富に蓄えています。このDHA成分は脳細胞を活性化し、脳の健康に素晴らしい効果があります。認知能力、集中力、記憶力向上を促し、成長期の子供たちの脳の発達や老人のボケ防止にも役立ちます。

カロリーも少なく、100グラムあたりたったの53キロカロリーしかありません。脂肪は少なくたんぱく質が豊富なので、健康的なダイエットの助けとなるでしょう。

주꾸미(チュクミ)の栄養・効果

イイダコ

チュクミ(和名:イイダコ)も韓国では滋養強壮の海産物として知られ、多くの人に愛されています。旬は3月から5月で、春の代表的な健康食品と言えるでしょう。マダコと味も食感も似ていますが、イイダコの方が少し硬めで噛みごたえがあります

タウリンがイカの5倍もあり、疲労回復に卓越した効果をもたらします。また、タウリンは心臓病、高血圧、糖尿病、動脈硬化を予防し、肝臓の解毒や視力回復にも効果があるといわれています。

また、DHAなどの不飽和脂肪酸を多く含み、血中コレステロールを下げてくれます。脳の健康にもよいので、学習能力向上、ボケ防止にも効果を発揮します。

作り方

材料を洗う

材料 材料

パックを開けると、中にはメインとなるマダコ、イイダコと、ざく切りキャベツ、そして袋に入った液体調味料がありました。

即席で作ることを想定して作られているので、マダコの長い足はちょうどよい長さに切られています。イイダコはそれ自体特に大きくないので、大きさはそのままで内臓などはきれいに取り除かれていました。一応軽く洗いましたが、洗う必要はなさそうでした。

タコを炒める間、ニンジンを切る

たこ

フライパンに軽く油をしいて、まず火の通りにくいタコから炒めます。中火~強火で5分ぐらい炒めたら十分です。

炒めている間に彩を添えるためのニンジンを切ります(これは冷蔵庫にあったので思い付きで入れたものです。入れなくても構いません)。ニンジンのほかにも、玉ねぎやピーマン、長ネギなどで彩を添えると栄養価もアップして一石二鳥です!

ニンジンを入れて炒める

炒める

タコにもう少しで火が通りそうかなというぐらいのタイミングでニンジンを入れ、一緒に炒めます。うちは子供たちがニンジン嫌いであまり大きく切ると食べにくそうにするので千切りにしましたが、短冊切りやいちょう切りなど、切り方は自由です。

キャベツを入れ、炒める

炒める

ニンジンを入れて軽く混ぜたら、次にセットに入っていたざく切りキャベツを入れ、一緒に炒めます。

キャベツにある程度火が通ってくると、キャベツやタコからどんどん水分が出てきます。捨てても構いませんが、韓国(特に年配)の方は汁物が好きなので、舅と同居の我が家では汁は捨てません。

液体調味料を入れ、炒める

炒める

キャベツがしんなりしてきたら液体調味料を入れ、炒めます。ここで私が失敗してしまったのが、味も見ずにセットの液体調味料を全て入れてしまったことです。「セットだから」と何も考えずに入れてしまって、結局味見ができないほどに辛くなってしまいました。

それでも「日本人の私は辛くても韓国人の夫なら大丈夫だろう!」と楽観的に考えていたのですが、帰宅した夫も味見をするなり「からっ!」。「液体調味料全部入れなきゃよかったのに…」。

「韓国人も辛いの好きな人はすごく辛くして食べるから、こういうのは自分の口に合わせて調節しながら入れるんだよ」と言われてしまいました。

炒める

上の写真は液体調味料を入れてしばらく炒めたところです。ご覧のように炒めれば炒めるほど、水分が出てきました。そしてイイダコはどんどん小さくなってしまいました

ポイント

炒める

商品によってセット内容は千差万別です。海産物がいろいろ入っているもの、1種類だけのもの、野菜が入っているものいないもの、いろいろあるので、セット内容をよく見てください。

そのうえで、中身によってニンジンやピーマン、玉ねぎなど、ほかの野菜を加えて、よりおいしく工夫してみてください。

また、韓国では薄く切ったお餅やうどんの麺を入れたりもします。お餅を入れるときは、あらかじめお餅を10分から15分水につけておき、炒めの最後の段階で水を切ってから入れます。うどんを入れる場合は、やはり最終段階で袋からうどんを出して、そのまま入れます。

注意したいのは、あまり長い時間炒めすぎるとイイダコがどんどん小さくなってしまうことです。もとの半分ほどに小さくなりますので、炒め時間には十分気を付けてください。

タコを利用した有名な料理にはほかに、낙지연포탕(ナクチ・ヨンポタン)というマダコをメインにした鍋物があります。

イイダコを利用した料理として人気なのは、イイダコとサムギョプサル(豚バラ)の炒め物で주꾸미삼겹살볶음(チュクミ・サムギョプサル・ポックム)といいます。

これはレシピもほとんど同じで、ただサムギョプサルが追加で入るだけなのですが、味がぐっと変わり、食べた後の満足感はさらに高まると思います。

まとめ

とうとう本格的な冬が始まりました。寒さにさらされるだけで私たちの体はストレスを感じて弱ってしまいます。

タウリンいっぱいの栄養満点食品、マダコとイイダコを積極的に食卓に取り入れて、寒くて長い冬を元気に乗り切りましょう!また調味料には、韓国料理に欠かせない唐辛子がたっぷり入っているので、カプサイシンパワーで体もぽかぽかです!

辛いのが苦手な方は、調味料を入れる際、味見をしながら少しずつ入れることを忘れないでくださいね。もしも辛くなりすぎてしまった場合は、油を入れるか砂糖を入れることで辛さを感じにくくすることができます。