カナダのワーキングホリデー!カナダに着いてからやるべき5つのこと

リス









2017年カナダでワーキング・ホリデー(ワーホリ)を経験しました。ワーキング・ホリデー・ビザを取得し、いざ現地へ出発。しかしながらカナダに着いたからといって、手続きなしに働くことはできません。

これからカナダで暮らしていくうえで、安全に過ごすため、仕事を探すために必要な手続き5つを、私の体験したことを交えながら紹介していきます。自分が住む街の観光をしがてら、手続きを済ませていきましょう。※1カナダドル=約84円(2019年3月)

就労許可証を発行してもらう

就労許可証

カナダの空港に到着すると入国審査窓口で何の目的で入国したのか、聞かれます。「ワーキング・ホリデーのビザを持っている」と伝えると、イミグレーション・カウンターに行くように案内されます。

日本で用意してきた書類を提示し、就労許可証(ワーク・パーミット)を発行してもらいます。書類がそろっていれば発行に時間はかからず、少し厚手の金箔のラメが入った上質な用紙に印刷してくれます。

カウンターの人は不法入国者ともやり取りをするせいか、筋肉モリモリのボディーガードのような人が多いです。そんなコワモテの彼らですが、笑顔で「ウェルカム・トゥ・カナダ」と言いながら就労許可証を渡してくれました。

就労許可証発行に必要なもの

  • パスポート
  • 残高証明
  • 保険に加入している証明(365日以上)
  • ビザが発行されたという証明(ビザの発給番号が書かれたもの)
  • 滞在先の住所

SIMカードを購入して電話番号を取得

標識

まず最初に電話番号

書類の発行手続きや、仕事を探す際の履歴書作成、家探しにも欠かせないのが電話番号です。家を探すときはメールアドレスや家の検索サイトを利用しても連絡が取れますが、携帯番号を使ってやり取りするテキスト・メッセージを利用する方が返事が早く返ってきます

私はSIMフリーの携帯電話を持っていたので、Fidoという携帯会社のSIMカードを購入しました。

公共WI-FIを活用して

日本と比べてインターネットの使用できるギガ数に対して、料金が高いです。

日本のようにインターネットを無制限で使用できるプランはなく、私が滞在していた2017年のプランは一番ギガ数が大きいもので6GB、月々基本使用料100カナダドル(約8400円)でした。

一番安いプランは1GBで月々基本使用料40カナダドル(約3400円)でした。1カ月で1GBは慣れない土地で地図を使ったりしているとすぐなくなってしまうので、できるだけ公共のWIーFIを利用するようにしましょう。

携帯電話使用料が100ドルに?

私が日本で使用していた携帯会社は特定のギガ数を使いきると、インターネットの接続スピードが遅くなり、メールで「ギガを買い足しませんか?」とお知らせが来ていました。

カナダでは通常のインターネットの速度が日本に比べ遅いうえに、契約プランのギガ数を超えてしまったら、「ギガ数を超えましたよ」というテキスト・メッセージは来るものの、勝手に止まったりはしません。

なのでテキスト・メッセージに気付かず制限を超えてしまうと、とてつもない請求金額が来ることがあるのでご注意ください。

間違い電話?

知らない番号からの電話や留守番電話サービスは、気をつけてください。折り返し電話をかけさせたり留守番電話サービスを利用させ、携帯料金を多く払わせるために電話をかけてきている場合が多いのです。

SINナンバーを申請し受け取る

カナダ

カナダ版マイナンバー

SINナンバーとはソーシャル・インシュランス・ナンバー(Social Insurance Number)のことで、日本でいうマイナンバーのようなものです。SINナンバーは9桁の番号で、仕事で雇用されるとき、銀行開設時、タックス・リターンをするときに必要になってくる重要な書類です。

サービス・カナダへ

申請は近くのサービス・カナダ・センターに行き、申請書を記入します。受付に並んで必要書類と申請書を渡すと、「名前」「住所」「有効期限」が記載されたSINナンバーを発行してくれます。

トロントのサービス・カナダ・センターは市役所の中の一角に併設されています。私が行ったときは、平日にもかかわらずたくさんの人たちがSINナンバーの発行をしに訪れていました。朝の8時半から10時の間に行くとスムーズに申請ができるようです。

SINナンバー申請に必要なもの

  • パスポート
  • 就労許可証明書
  • 電話番号
  • 滞在先の住所

基本情報

  • 名称:トロント・サービス・カナダ・センター(Tronto Service Canada Centre)
  • 住所:City Hall, Floor 1,100 Queen Street West,Toronto, Ontario
  • アクセス:地下鉄1番線 クイーン駅から徒歩7分
  • 営業時間:月曜日~金曜日 8:30~16:00
  • 公式サイト:http://www.servicecanada.gc.ca/

銀行口座を開設する

建物

ワーホリならどこでも

ワーキング・ホリデー・ビザで入国した場合は就労許可証を持っているので、どの銀行でも口座を開くことができます。私が口座を開設したのはCIBCです。新しくカナダに移住してきた人は1年間、月々の銀行使用料無料キャンペーンをしていたので決めました。

開設日にはその日から使えるキャッシュカード兼デビットカードが発行されます。後日郵送でクレジットカードが届き、認証のためにまた銀行へ行きました(自分で電話をすればいいと思いますが、口座開設をしてくださったホルヘイさんがとても親切な方だったので)。

日本のように通帳はなく、携帯のアプリでお金の管理ができるのでとても便利です。

観光ビザならTD Bank

観光ビザで入国し就労許可証を持っていない場合は、TD Bankでのみ口座を開くことができます。

銀行口座開設に必要なもの

  • パスポート
  • SINナンバー
  • 就労許可証
  • 滞在先の住所に住んでいると証明できるもの(手紙など)

在留届を申請しておく

カナダ

在留届は3カ月以上同じところに滞在するなら、申請が必要です。海外で起こった「テロ」「災害」「事件」などに巻き込まれた可能性のある場合、安否確認をするための重要な届けです。

日本人が関係するデモが行われるときや、滞在先でテロ事件が発生したとき、日本の領事館で行われるイベントのお知らせなどのメールを受け取れます。

外務省オンライン在留届(ORRnet)から申請することができるので、簡単に届け出ることができます。

在留届申請に必要なもの

  • パスポート
  • 自宅連絡先
  • 緊急連絡先
  • 日本国内連絡先
  • 本籍地

まとめ

5つのことができれば、「仕事探し」「家探し」「タックス・リターン」など、次のステップに進むことができます。それぞれ必要書類が異なってくるため、順番に申請しないと必要な書類が用意できていない、なんてことも。

空港で発行される就労許可証に必要なものは、日本で準備すべき書類ばかりです。スムーズに申請を行うために、事前に書類を用意しておきましょう。これから1年間必要となってくる大切な書類です。大事に保管しておきましょう。