日本からカナダ・トロントへのアクセス方法は?格安航空券を探すコツもご紹介!

トロントの空









カナダへの航空券を買うとき、どのフライトが良いのか悩みますよね。

私はカナダのトロントに留学やワーキングホリデーでこれまでに3回渡航したことがあります。その都度、格安航空券を探していましたが、機内食や乗り継ぎ時間などを考えると迷ってしまい、全く決まりません。

そこで、この記事ではトロントに初めて渡航する人へ向けて、事前に知っておきたいことをまとめました。一般的なアクセス方法から、変わったルートやお得な情報までご紹介します。

トロントへの行き方

パスポート

直行便で行く

トロントへは2019年2月現在、羽田空港からエアカナダの直行便が毎日1便出ています。冬季は羽田空港からのみですが、シーズンになると成田空港からも出ます。

アメリカを経由する

乗り継ぎ便で行く場合にはアメリカを経由することになります。代表的な航空会社は、アメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空の3つです。このルートの場合、事前にアメリカへの入国に必要なESTAを申請する必要があります。

私は一度もアメリカ経由で行ったことはありませんが、ただ経由するだけでもアメリカの入国審査はかなり厳しいとよく聞きます。

その他の国を経由する

他にも、韓国の仁川国際空港から大韓航空で、また香港国際空港からキャセイパシフィック航空で行くことができます。これらの空港は複雑なつくりではないためスムーズに乗り換えることができる上、お店も充実しているので待ち時間も楽しく過ごすことができます。

さらに、飛行時間はかかりますが、その他にも安く行ける乗り継ぎ便があります。

トロントとの時差と飛行時間

日本からトロント

日本との時差

日本とトロントの時差は14時間です。サマータイム時は1時間短くなります。サマータイムは毎年3月の第2日曜日から11月の第1日曜日までです。

トロントまでのフライト時間

東京からトロントまでは直行便で12時間です。トロントから東京に戻る時は直行便で13時間かかりますが、これは偏西風の影響で、日本へ戻る時には向かい風が強くなるためだそうです。

このように、気候によって遅延となる可能性もあるので、余裕のあるフライトスケジュールを組むことが重要です。

アメリカ経由便は要注意

アメリカ経由だと一番早くて15時間で行くことができますが、アメリカの入国審査に2時間はかかると言われています。東京からアメリカのミネアポリス空港までは11時間30分ですが、余裕を持って待ち時間は3時間を見ておくといいです。

ミネアポリス空港からトロントまでは約2時間で着きます。

なお、キャセイパシフィック航空を使って行く場合には、日本から香港まで5時間30分、香港からトロントまでは15時間です。

トロントへ飛行機+バスを使って安く行く

飛行機

東京からトロントのように長距離の場合、利用できるLCC(格安航空会社)はほとんどありませんが、飛行機とバスを使ってトロントまで安く行くことができます。直行便や乗り継ぎ便を使うより、日によっては数万円抑えることができます

荷物の制限や乗り換えの手間がありますが、どうしても費用を抑えたい方やトロントに行く前にアメリカに観光したい方は参考にしてみてください。

飛行機でアメリカまで

まず、東京からアメリカのバッファローナイアガラ国際空港を目指します。直行便はないのでワシントンなどで乗り換えます。東京からワシントンまでは12時間30分、ワシントンからバッファローナイアガラ国際空港までは1時間30分です。

バスでトロントまで

バッファローからはmega busというバスを使って国境を渡りトロントへ向かいます。チケット料金ですが、なんと1ドル(約82円)からスタートします。早めに予約すればするほど安く購入できます。

なお、バスには荷物制限があります。預けられる荷物は1個までで、3辺(縦・横・高さ)の合計が最大157.48センチのもののみです。また、重さは23キロまでです。一方、バスの中には小さな荷物を持って行くことができます。

このバスでトロントまでは2時間50分です。バスのチケットはオンラインから簡単に購入することができます。一度mega Busのサイトをチェックしてみてください。

トロントへの格安航空券を探すには

トロント

直行便の相場はおよそ12万円です。最安値の時期は11月上旬から12月上旬の間です。また、1月から3月までは閑散期にあたるので、この時期も価格が下がります。

一方、最高値の時期は7月中旬から8月いっぱいです。特にお盆の時期は値上がりします。その他、ゴールデンウィークの時期も割高です。夏は高く、冬は安いのが特徴です。

年間を通して安い中国東方航空

中国東方航空は他の航空会社よりも安い傾向にあります。乗り継ぎ時間が10時間以上のものも多く、トロントまで30時間以上かかりますが、年間を通して価格が安く、最安値時には4〜6万円と驚くほどリーズナブルなので、費用を抑えて渡航したい方は確認してみる価値があると思います。

おすすめのサイトなど

航空券を調べる上で、私はよくスカイスキャナーを利用します。月ごとの最安値を見ることができるので、とても便利です。

その他に、FacebookのコミュニティにYYZ Deals | Toronto’s Travel Deals & Advice Communityというグループがあります。旅のアドバイスやトロントからのお得なフライト情報などが出ているので、こまめにチェックしています。

トロントの空港と入国審査について

トロントのキーホルダー

日本からの便が到着するトロントピアソン空港は、カナダ最大の空の玄関口です。ターミナル1とターミナル3があり、複雑なつくりではないので、初めての人でもスムーズに利用することができます。

カナダの名物料理プーティンのお店やカナダで人気のコーヒーショップTim Hortonsがあるので、到着してすぐにカナダの味を試すことができます。

カナダでは入国手続きは専用端末機で行います。そのため、機内で申告書を書く必要はなく、代わりに自分で機械に入力します。専用端末機は日本語にも対応していて、各自で操作します。パスポートをスキャンして顔写真を撮り、必要事項を入力して完了です。

日本出国前にeTAの申請をお忘れなく

カナダに空路で渡航する際にはeTAの申請が必要になります。これは電子渡航認証システムと言って、空路で観光ビザで入国する人は必ず申請することになっているので、出発前に日本で忘れずに申請しておきましょう。

申請料は7ドル(約580円)で、申請から通常72時間以内に取得することができます。

まとめ

航空券は安いものではないので、なるべくお得に購入したいですよね。コツは、時期を見極めることです。冬のトロントは、閑散期といっても楽しめる場所がたくさんあるので、1月から3月の間に渡航するのも1つの手です。

初めて渡航される方にはやはり直行便がおすすめです。アメリカ経由は複雑なので、私自身なるべく使わないようにしています。入国審査で必要なものや空港情報などを事前に調べておけば、スムーズに渡航できますよ。