ロンドンでシェアルームを借りる際のポイントを紹介します!

ベッドルーム









今回はロンドンでシェアルームを契約するまでのポイントを、私の経験を混じえつつ紹介させていただきます。

現在、私は南ロンドンのZONE4にあたるCroydonという街の、2階建シェアハウスの一部屋を借りて生活しています。

ロンドンの中心部からは電車で1時間ほど、街並みは都心に比べると少し田舎の雰囲気が漂いますが、高い建物などが周りに無いのでとても心地よく大空を眺める、快適な生活を送ることができています。

ロンドンで部屋を借りる際に利用したサイトについて

ウェブサイト

まず、私がこの部屋を借りる際に使用したのは「Gumtree」というサイトです。このサイトはイギリスの様々な地域のシェアルーム情報が掲載されており、自分の予算と住みたい地域にマッチした物件を手早く見つけることが可能です。掲載に関する情報は全て英語になります。

私が部屋を探した際、条件として「月額600ポンド以内」「ロンドン中心部から電車で1時間圏内」「狭すぎない部屋」の3つを念頭に入れました。

ロンドンで部屋を探す際に日本人の方が多く利用するサイトは他に「mixb」が有名ですが、mixbと比べた際にGumtreeのほうが掲載件数も多く、さらにmixbよりも安い物件が掲載されていると私は感じたため、Gumtreeを利用しました。

また、上述した2つのサイト以外にも、Facebookのシェアルームコミュニティを利用する方法もあると、友人から教えてもらいました。

こちらは契約においてデポジット(借りる前に必要になる敷金のような、前金)が不要であったりする場合がありますが、信頼度という点で少し疑問があったためこの時は使用を控えました。

応募から内覧までのポイント

キッチン

昨年の4月中旬ごろにGumtreeを利用した際、英語を使ってのコミュニケーションについて、まだまだ苦手意識が強かったため、高いハードルを感じながらの応募になりました。

ですので、応募の際は、とにかく英語はまだまだ勉強中で、コミュニケーションについてはわからない点もあるかもしれないけど、誠実に受け答えしますとメッセージに記載しました。

また、現在どのような収入状況であるかなどについても記載。長くなっても良いので丁寧にできる限りわかりやすく書くことはポイントだと思います。

大家からの返事は翌日、携帯電話のメッセージにすぐに返ってきて、その日のうちに内覧を予約することができました。一発で決めたいという気持ちを胸に内覧へ。

内覧から交渉までのポイントと必要書類について

家

応募した住所の前に10分前には到着し、大家が到着したらまずは爽やかに挨拶。家に通されると、まずは一通り部屋を案内されます。その当時この家は5部屋あるうちの1部屋しか借りられておらず、4部屋のうちのどれでも選んでいいですよ、という状態でした。

私は個人的に狭い部屋だと精神的にも辛くなるだろうなと思ってたので、予算600ポンド以内で選べるうちの一番大きい綺麗な部屋を選びました。この内覧で納得いかない場合はすぐに断ることもできます。

ここからが契約の話になるのですが、事前に「パスポートとビザのコピー」「貯金証明のコピー」「学校、あるいは職場の本人確認書類および推薦状」の3つは必ず必要とのことだったので、それらはしっかり用意して行きました。

以下簡単に説明します。

パスポートとビザのコピー

私は2年間有効のYMSビザの両面コピー、パスポートの顔写真の見えるページをコピーして持って行きました。イギリスは日本のように、コピー機がどこにでもあるような国ではないので、いざコピーをしようと思って困った記憶があります。

コピー機は町の図書館に置いてあるとの情報があったため、図書館まで出向き、硬貨を使用して白黒コピーをして持って行きました。

貯金証明のコピー

日本からイギリスに向かう前に、50万円以上入ったサイン入りの貯金証明の翻訳を作成し、持って行きました。こちらは1ヶ月間有効だったり3ヶ月間有効だったりと様々な説がありますが、私は2ヶ月前のものでオッケーをもらえました。

学校あるいは職場の推薦状のコピー

こちらは本人がその学校に通っている、あるいは職場で働いていることを証明するものになります。この当時は語学学校に通っていたため、学校の職員の方に作成していただきました。

 

これらの書類を部屋に入るとすぐ、見せてくださいと言われ、提出しました。

交渉から契約までのポイント

契約書

これらの書類を見たあとに大家からいくつかの質問がありました。

まず、一番大切だと思われるのがしっかり毎月家賃を収められるかについて。私は契約当時まだ学生だったため、この点、5月に学校を卒業したらすぐにアルバイトを始めようと考えている、毎月の収入はこれくらい稼ぎ、出費の枠の中で必ず家賃を払うと約束しました。

また、部屋に2日以上にわたって友人を泊めるのはNG、パーティ禁止、ドラッグ絶対禁止、などなど一つ一つの質問に丁寧に絶対やりませんと述べました。この辺りは当たり前ですが目を見て誠実に受け答えすることが大切だと思います。

そして、最後に家賃2ヶ月分のデポジットを大家に渡し、部屋と玄関の鍵を手渡され、晴れて契約が完了しました。

住んでみた感想

部屋 バスルーム 部屋

現在私が住んでいる部屋は約12畳、家具付き、電気ガス水道料金込みで1ヶ月550ポンド、日本円で約8万円の家賃になります。

日本と比較して考えるとシェアルームでこの価格は少し高いと思われるかもしれませんが、ロンドンの場合、この広さでこの価格はかなり安いと、周りの人からは評判です。

なぜ安いかといえば、現在私が住んでいる地域のクロイドンはロンドン中心部から電車で1時間と、やはり都心から遠いという点。この不便さがこの価格を生み出していると思っています。

ただ、都心から遠いというのは慣れます。私の場合、職場などへの1時間ほどのバスや電車での移動は、日本でも同じように経験していたため特に気になりません。それよりも騒音や人ごみの中、狭い部屋、高い家賃で生活する方がストレスになると思ってます。

徒歩10分圏内に大きめのスーパーは2ヶ所、中心部へつながるバス停は歩いて3分以内、大きな駅は歩いて15分圏内に2ヶ所と、立地については文句ありません。

ルームメイトとの生活についてはまた別の機会に書きたいですが、今のところこの部屋や、家の設備等については全く問題なく快適に生活できています。特に自分は身長が176cmあるため、ダブルベットを利用できる点に非常に満足しております。

まとめ

眺め

ロンドンで部屋を借りる際はなるべく自分の住みたい地域かつ、Gumtreeを利用して条件のいいところをくまなく探すのはポイントだと思います。

日本人向けに日本語でシェアルームを斡旋している業者もありましたが、そちらは狭い部屋かつ交通も不便な地域で月600ポンド以上の条件がたくさん見受けられたため、英語を話せない日本人の足元を見ているなと率直に思いました。

ですので、英語が少々苦手でも、いい条件の物件を見つけたら、熱意をもって英語でアタックするのが大切だと思います。きっとその熱意は伝わり、素敵な条件のお部屋を契約することができると思いますよ。