ウインタースポーツと言えばまず思いつくのはスキー、スノボ、スケートではないでしょうか?韓国にもたくさんのスキー場、スケート場がありますが、今日はソウル、ノウォン区にあるテルン国際スケート場(태릉국제스케이트장)の体験記をお届けします。
長い冬、寒いからって家にばかりいちゃもったいない!この時期だからこそ楽しめる旬のスポーツ、スケートで気持ちのいい汗を流して、冬の週末を有意義に過ごしませんか?
※1,000ウォン=約100円(2019年11月)
テルン国際スケート場
テルン国際スケート場は決して新しいとは言えない施設ですが、その分認知度が高く、スケートを愛するたくさんの人が利用するホットなスポットです。
ですが、スケート選手や一部のスケート熟練者だけが利用するスケート場のように誤解されているのか、一般人には少し敷居が高いようです。
私が行ったときも、周りはほとんどプロ級で、まるで高校生の教室に幼稚園児が潜り込んだかのようでした。なんだか自分たちだけ浮いているかのように感じつつも、子供から大人まで特訓に励むその熱気をすぐそばに感じるのは新鮮で心地よくもありました。
また人が多くなく動きやすいので、ここは都会の穴場だなぁと思いました。
テルン国際スケート場の料金
小学生以下 | 3,000ウォン(約300円) |
中・高生 | 3,500ウォン(約350円) |
大人 | 4,000ウォン(約400円) |
上の表は個人基準の金額で、20人以上だと団体割引が適用されます。スケート靴のレンタル料は大人も子供も一律3,000ウォン(約300円)で、ヘルメットレンタル料は一律600ウォン(約60円)です。
近くにあるロッテワールドという有名なテーマパークにも、大規模なスケート場(ロッテワールド・アイスリンク:http://www.lotteworld.com/icerink/)がありますが、こちらは大人入場料が11,000ウォン(約1,100円)、子供は10,000ウォン(約1,000円)です。
スケート靴のレンタル料は5,000ウォン(約500円)です。
比べてみると、入場料もレンタル料もテルン国際スケート場がどれほど安いかお分かりいただけるかと思います。
テルン国際スケート場の駐車・入口
道路から見た、テルン国際スケート場の入り口です。ここを入っていくと、無料駐車場があります。
駐車場がさほど広くなく、下の写真は土曜日午前10時過ぎに到着したときのものですが、建物入り口のすぐ前のスペースにまで車が停められています。私たちもすぐには停めるところを見つけることができませんでした。
週末午後はもっと車が多いようなので、公共交通機関を利用するのもいいと思います。すぐ近くにバス停や駅もあるのでアクセスにも便利なところです。
建物入り口には、フィギュア選手、スピードスケートの選手の写真が大きく貼ってあります。韓国はスピードスケート強国で、オリンピックをはじめとする様々な大会で、いくつものメダルを獲得しています。
2018年の平昌五輪では17つのメダルを獲得してアジア勢で唯一の10位圏に入りましたが、そのうちの13個はスピードスケート、ショートトラックの種目でとったものでした。
テルン国際スケート場の入場料を支払う
選手の写真のすぐ右手が入り口になっています。入るとすぐチケット売り場があり、そこで入場料を支払います。我が家は家族4人で14,000ウォン(約1,400円)になりました。
スケート靴のレンタル料もここで払って、レシートを受け取ります。後で実際にレンタルするときに、スタッフにこのレシートを見せなければならないので、しっかり保管しておきましょう。
テルン国際スケート場へ入場
入場料を支払ったら中に入り、左手のドアを開けると、1周400メートルのとっても広いスケートリンクが現れます。そのままずっとリンク沿いに進むと、リンクの半周ぐらい歩いたところでレンタル所へ続く出入口が見つかりました。
正直、とっても広いうえに案内看板なども特になく、私が想像していたスケートリンクとは全然違って少し不安でした。
レンタル所への入り口にも特にわかりやすい案内はありません。ただ、リンク沿いを歩き続けたら唯一リンクの外に通じるドアがあるので、そこがレンタル所及び売店への入り口です。一部の壁がガラス張りでベンチに座っている人がたくさん見えるので、すぐにわかると思います。
スケート靴のレンタル
やっと見つけた出入口を入ると、右手にレンタル所があるので、そこでチケット購入時に一緒に支払ったレンタル料のレシートを見せて、靴のサイズを伝えます。韓国の靴サイズは「センチ」ではなく「ミリ」で言います。24センチの人は、「240ミリ」と伝えてください。
係の人からスケート靴を受け取ったら、次はヘルメットのレンタルです。ヘルメットと手袋は安全のために着用が義務付けられています。
ヘルメットのサイズは大、中、小のスリーサイズで、レンタル料は一律600ウォン(約60円)です。手袋は持参すればいいのですが、もしも忘れてしまったら600ウォン(約60円)で購入することになります。両方とも、料金はここで支払います。
私たちは靴を履き替えて有料のコインロッカーに入れておきましたが、ベンチの下にそのまま置いておく人もたくさんいました。
テルン国際スケート場のリンク
リンクはとっても熱気にあふれています。遊びに来た私たちが場違いに感じられたほどです。韓国はスピードスケート強国ですが、そのわけが分かるような気がしました。
幼稚園くらいの子から若者まで、多くのスケーターが熱心に訓練をしている姿、それを熱く指導するコーチ、いかにも最近入門したかのような団体の講習生、その人たちの真剣に取り組む姿勢を見て、なんだか別世界に来たような感覚に陥りました。
リンクは上の絵のようになっています。
トラックの外周はスピードスケーターの選手など、すごく速く滑る人、青く塗られている内周は、熟練してはいるけれど選手ほどには速く滑れない人が使用します。全く滑れないような初心者や、フィギュアの練習をする人は、トラックの中にある補助リンクを利用します。
補助リンクに行くにはトラックを横切っていかなければならないわけですが、それができない人は、出入口のすぐ右側に、補助リンクに行く地下道への階段があるので、そこを使います。
テルン国際スケート場まとめ
せっかくの冬だから、ぜひ子供たちにスケートを楽しませてやりたい!と遊びに行ったテルン国際スケート場ですが、私たちのように遊びに来ている人よりも選手や講習生の方が多く、最初は正直戸惑いました。
でも滑り始めたら周りのことなんて気にする余裕もなく、あっというまに時間が過ぎてしまいました。利用料もほかのアイスリンクの半額と、とっても安いので、ぜひ1度テルン国際スケート場を訪れてみてください。
基本情報
- 名称:テルン国際スケート場(태릉국제스케이트장)
- 住所:서울 노원구 화랑로 681(공릉동 산223-19)
- アクセス:韓国スポーツ政策科学院(한국스포츠정책과학원)停留所から徒歩7分。一般バス 73, 74/幹線バス 202/支線バス 1155, 1156/マウルバス 82A, 82B
- 営業時間:毎日 10:00 – 18:00
- 電話番号:02-970-0501
- 公式サイト:http://www.icerink.or.kr/