デンマークの首都コペンハーゲンを1日観光!

デンマーク









年々観光先としての人気が高まっている北欧諸国。デンマークの首都コペンハーゲンは、北欧の街々のなかでもひときわ大きく、飛行機の乗り換え時にもよく利用されることから、多くの人が訪れます。

カラフルな街並みと中世を思わせるその独特の雰囲気は、お散歩にもぴったりです。今回は、冬休みにそんなコペンハーゲンを訪れた私が、特におすすめする観光スポットを紹介していきたいと思います。

1DKK(デンマーク・クローネ)=約17円(2019年10月)

アンデルセンの住んだ港町ニューハウン(Nyhavn)

ニューハウン

おとぎの国のような建物が並ぶ

17世紀後半に建てられた、デンマークを代表する景色の一つとなっている港町「ニューハウン」(Nyhavn)。写真からわかるように、鮮やかな色とりどりの家々と、多くの船が停泊していることが特徴です。「マッチ売りの少女」や「裸の王さま」といった童話の作者であるアンデルセンをご存知でしょうか?デンマーク出身である彼は、かつてこのニューハウンの一角に住んでいました。

運河沿いのレストランや船上ツアーも

現在は、観光名所として栄えておりたくさんのレストランやお土産屋さんがあります。天気のいい日には、テラス席のあるレストランで運河を眺めながらの食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。また、デンマーク語と英語によるガイド付きの船上ツアーも毎日行われているとのことです。

チケットは、ニューハウンの入り口付近の券売機で購入可能です。クリスマス・シーズンには、クリスマス・マーケットも行われており、多くの人でにぎわっていました。

メイン・ストリートのストロイエ(Strøget)

ストリート

ストロイエ(Strøget)はヨーロッパで最も長い歩行者天国の一つであり、コペンハーゲンの中心地にある大きな通りです。市庁舎前広場から始まり、コンゲンス・ニュートー広場まで続くその長さはなんと1.1キロメートル!写真にあるセブンイレブンとバーガーキングがはじまりの目印です。

日用品から、世界を代表するプラダやルイヴィトンといった有名ブランドまで何でも取りそろえられています。王族御用達食器ブランドで日本でも有名なロイヤルコペンハーゲンの本店や、子どもたちの大好きなレゴブロック(LEGO)の本店もストロイエにあります。

また、なかほどにあるアマー広場では、ストリート・ミュージシャンやマジシャンが自分たちのパフォーマンスを披露していることも多々あり、とてもにぎやかです。観光客向けのお土産屋さんや北欧らしいデザインの雑貨屋さんも数多くあるので、ストロイエの活気を楽しみながら歩いてみてはいかがでしょうか。

人魚姫の像(The Little Mermaid)と散歩道

人魚姫の像

アンデルセンの代表作「人魚姫」をモチーフにして作られた人魚姫の像は、コペンハーゲン中心地から少し離れた場所にあります。

ただ実はこの人魚像、海沿いでも工業地区に建てられている景観の悪さや、頻繁に海外へ駆り出され見られないこともあるから、「シンガポールのマーライオン」「ブリュッセルの小便小僧」と並ぶ、世界3大がっかり観光名所の1つだそう。

そんな前評判を知りつつ、実際に行ってみたのですが、たくさんの観光客であふれかえっていました。確かに、そこまで大きい像でもなくバックには工場が見えますが、それでも雰囲気は感じられます。

何より人魚像までの道のりが、石畳でできていて中世の雰囲気を感じられたり、豊かな自然に溢れていて、すてきでしたので、行ってよかったなと思います。

デンマーク デンマーク

道中には、カステレット要塞とした星形の要塞跡があるのですが、そちらもぜひ立ち寄っていただきたいスポットです。17世紀中ごろに建てられたのですが、今ではほとんどの砲台は撤去されており、とてものどかで緑豊かな公園となっております。当時の雰囲気を感じることもでき、人もそこまで多くないのでのんびりと楽しめます。

人魚像だけを目的に行くのではなく、散歩感覚と考えれば中心地とはちがったゆったりとした雰囲気が楽しめるのでおすすめです。

自治区クリスチャニア(Christiania)

クリスチャニア

独自のルールで暮らす異彩のエリア

デンマーク内にありながら強い自治権を持ち、独自の国旗や国歌まである通称「ヒッピーの楽園」、クリスチャニア(Christiania)。デンマークの法とは違う独自のルールで生活する一方、税金を納めることで他の市民と同じような厚遇を受けて暮らしているという独特の場所。

人口約1,000人、面積0.34 平方メートルの小さな地区ですが、ひとたび中に入るとそこはコペンハーゲン周辺とは一線を画した景観が広がります。

ヒッピー文化の壁画アートも

壁や家々に色鮮やかに描かれた落書きには思わず目をひかれることでしょう。実はこのクリスチャニア、2004年まで大麻が合法で販売されていました。現在は、規制により禁止されていることになっていますが、実際には一部ではそれらを販売する出店が立ち並んでおり、独特のにおいが充満していました。

古き良き遊園地、チボリ公園(Tivoli Gardens)

チボリ公園

チボリ公園は、1843年に建てられて以来、大人から子どもまで多くの人に愛されてきた遊園地です。コペンハーゲン中心駅から徒歩数分で着く立地のよさと、アトラクションの豊富さ、夜のイルミネーションのきれいさなどから、コペンハーゲンに来た観光客が必ずと言っていいほど訪れる場所です。

アンデルセンも好み、あのウォルト・ディズニーがディズニーランド創設の際、インスピレーションを受けたとも言われています。

アトラクションの豊富さ

園内には30種類ほどのアトラクションがあり、どれもチボリ公園の景観に合うようにデザイン。なかでも、時速100キロメートルで上下に振り回されるアトラクション、ベルディゴ(VERTIGO)は2014年にヨーロッパのベスト・アトラクションに選出されました。

絶叫系の乗り物だけでなく、メリーゴーランドなどといったゆったり系の乗り物もあるので、絶叫系が苦手な人でも十分に楽しめること間違いなしです。

夜のイルミネーション

イルミネーション

冬になると、数千個のイルミネーションが園内全体を華麗にライトアップします。クリスマス・シーズンには夜遅くまで営業していることもあって、たくさんの人がその幻想的な景色を見に訪れます。

入園料

8歳以上:120DKK
3歳~7歳:50DKK
アトラクション乗り放題+入園料:360DKK

まとめ

以上が、私のおすすめするコペンハーゲンの観光スポットになります!コペンハーゲンは、平坦な道のりで多くの観光名所が中心地に集まっているため、徒歩で簡単に見て回ることができるのが魅力です。北欧らしい街の雰囲気を楽しむにはまさにぴったりのスポット、ぜひ休みの際には訪れてみてください。

基本情報

  • 名称:チボリ公園(Tivoli Gardens)
  • 住所:Vesterbrogade 3, 1630 København V, Denmark
  • アクセス:コペンハーゲン中心駅から徒歩2分
  • 営業時間:
    日曜~木曜11時~23時
    金曜~土曜11時~24時
  • 電話番号:+45 33151001
  • 公式サイト:https://www.tivoligardens.com/