日本に住んでいる人であれば、一度は行ったことがあるであろう「温泉」。多くの人が好きであろう温泉ですが、日本から遠く離れた国、アイスランドに世界最大規模の温泉があるのをご存じでしょうか?
ブルーラグーンと呼ばれる、アイスランドの水色の温泉。今回、ノルウェーに留学中の筆者が大学の冬休みを利用して、そこへ行ってきたのでその詳細をお伝えしたいと思います!
ブルーラグーンへのアクセス
首都レイキャビクから南西40㎞に位置するブルーラグーン。空港またはレイキャビクからの直通バスを予約するか、レンタカーで行くことになります。
バスのチケットは、ブルーラグーンの公式サイトから温泉のチケットを買う際に一緒に予約することができます。
- ブルーラグーン公式サイト:https://www.bluelagoon.com/
- ブルーラグーンへの直通バスチケット:https://guidetoiceland.is/ja/
また、上のリンクからもバスのチケットのみ単体で購入することができます。私はこちらのチケットの方が、公式サイトのものに比べて安かったのでこちらを利用しました。バスの乗車料金は片道2,750ISK(約2,500円)でした。
空港から30分、レイキャビクからだと45分ほど要するのでブルーラグーンに入場したい時間から逆算してバスのチケットを購入しましょう。
帰りのバスも予約することになるのですが、公式サイトによるとゲストの平均滞在時間は4時間ほどとのことなので入場から4~5時間後のバスを取っておくとちょうどよいかと思います。
また、私は利用した際予約していた時間に乗りそびれてしまったのですが、問題なく次のバスに乗ることができました。
ブルーラグーンの料金とチケット購入方法
ブルーラグーンは、完全事前予約制となっています。日本でいう夏休みシーズンの7~8月など、観光客の増える季節は売り切れてしまうこともあるそうなので早めの予約をおすすめします。7月後半から8月いっぱいが繁忙期とのことなので、夏に行かれる方は注意してください。
下のサイトのBook nowというタブから予約が可能です。2歳以上であればだれでも入ることができます。
購入すると、登録したメールアドレスに電子チケットが届くので、そのバーコードを画面越しに当日見せることになります。印刷する必要はありません。
チケットは3種類に分かれています。
一番安いコンフォート・コースには入浴料、バスタオル、シリカと呼ばれる成分を含んだ泥のパック、ドリンク1杯が含まれており6,990ISK(約6,545円)になります。
プレミアム・コースは、それらに加え別の種類のパック、スリッパとバスローブ、スパークリングワイン、レストランの席の予約が含まれ9,900ISK(約9,400円)になります。
もう一つのリトリート・スパ・コースでは、スパを受けることができ29,500ISK(約28,000円)とややお高めです。
また、温泉付近には付属のホテルがあり、そちらへの宿泊費も含めたチケットですと67,000ISK(約63,000円)からになります。
ブルーラグーンは水着着用がルールなのですが、持ってきていない場合は700ISK(約660円)でレンタル可能です。女性用のデザインは、紺色のスクール水着に近いものでした。
アイスランドにはブルーラグーン以外にも温泉が多く存在しているので、いくつか訪れる予定のある方は持ってきておくことをおすすめします。(場所によってはレンタル水着が無い場合もあるので)
ブルーラグーンの営業時間
時期によって細かく分かれています。
- 5月25日から6月28日まで:7時から23時
- 7月29日から8月19日まで:7時から0時
- 8月20日から11月30日まで:8時から22時
- 12月1日から5月25日まで:8時から21時
クリスマスシーズンも営業しており、12月24日は8時から15時まで、25日は8時から17時までとなっています。
また、天候は悪い場合はクローズすることもあるそうですがそういったケースは滅多になく基本的には営業しているとのことです。
ブルーラグーン温泉に入るまで
写真にある入り口から入り、受付でチェックインを済ますと、タオルを渡されて更衣室に案内されます。水着を借りたい場合は、この時に言えば貸してくれますが、サイズ表示がヨーロッパ基準(女性だと38~42)なのであらかじめ自分のサイズを確認しておきましょう。
受付の際にリストバンドを渡されるのですが、それがロッカーの鍵になります。また、このリストバンドで温泉内での買い物(ドリンクなど)もできますので紛失には気を付けてください。清算は最後出口で行います。
ロッカーで着替えを済ましたら、まずはシャワーを浴びます。シャワー台には、シャンプーとリンスが併設されているのですが、係員いわく温泉の水は髪をパサつかせるので入浴前にリンスをしておくといいそうです。
私の場合も、リンスを使ったのですが、入浴後かなりパサついてしまいました。気になる方は、トリートメントなどを持参することをおすすめします。
ブルーラグーンの中の様子
着替えとシャワーを済まし入り口から外へ出ると、目の前に広がるあたり一面が水色のこの景色。お湯の温度は37℃~40℃ほどで、日本の温泉と比べるとややぬるめ。地下2,000メートルから湧き出ているこの水は、ミネラル豊富で肌にうるおいを与えてくれると言われています。
特徴的なこの青いお湯は、お湯の中に溶け込んでいるシリカという成分が原因です。これによって、辺り一面に幻想的な風景が作り出されています。
館内の設備について
メインの温泉は、大きなプールのようになっています。とても広く、ゆっくり歩いて一周するだけでも30分ほどかかりました。
また、ラグーンの奥にはサウナ、スチームサウナがありこちらはどのチケットでも楽しめます。ちなみにですが、北欧国内ではサウナ文化が根付いており、ブルーラグーン以外でもサウナ単体を楽しめる場所が多いです。
また、水中マッサージも体験することができ、こちらは30分17,400ISK(約16,000円)/60分30,400ISK(約28,000円)からとなっています。
泥パックについて
温泉入り口から見て左側に泥パックを提供しているスペースがあり、これはどのチケットでも試すことができます。
おたま一杯ほどの、どろっとしたパックがもらえるので顔や首に塗り広げると、5~10分で固まります。温泉内のお湯でそのまま洗い流せばすべすべのお肌になっていること間違いなしです!
ドリンクについて
ドリンクは、温泉入口付近にあるバーのような場所で買うことができます。ソフトドリンクから、ワインにサイダーまで取り揃えられており、温泉へ持ち込んで、リラックスしながら飲むことも可能です。
館内にはお土産屋さんもあり、一番人気は泥パックとのこと。他にもハンドクリームやヘアケア用品などが取り揃えられていました。
まとめ
以上、アイスランドにある世界最大規模の温泉ブルーラグーンについてでした!その幻想的な風景や、温泉の心地よさは、アイスランド観光の外せない名所の一つと言えるでしょう。年齢、性別問わずだれでも楽しめるのも魅力です。
温泉のなかでお酒を飲んだり、パックをしたりと、日本とは違う楽しみ方にぜひトライしてみてください!
基本情報
- 正式名称:ブルーラグーン(Blue Lagoon Iceland)
- 住所:Norðurljósavegur 9, 240 Grindavík
- 営業時間:記事本文または公式サイト参照
- 電話番号:+354 420 8800
- 公式サイト:https://www.bluelagoon.com/