粉が吹く?!カナダで肌が乾燥に負けない5つの方法

木









海外生活を始めると、環境の変化についていけないことはよくあることです。最初のうちは体調を崩してしまうことも珍しくありませんし、予想だにしない体の変化が起こることもあります。

カナダでの生活において覚悟しなければならないのが、「乾燥」との戦い。冬はもちろん、カナダは夏でも湿度が低いのでしっかりとした乾燥対策が必要です。

男性ももちろんそうですが、メイクをしたりスキンケアに敏感な特に女性の場合、日本にいたときと同じような生活習慣では太刀打ちできません。

今回は、カナダで肌が乾燥に負けないための5つの方法をご紹介したいと思います。

洗顔しすぎない

洗面所

洗顔を朝晩2回行う人が多いのでは?それに加え、メイク落としの後また洗顔フォームで洗顔というように、かなりしっかり顔を洗う習慣のある人は注意が必要です。洗顔はもちろん大切ですが、やりすぎると必要な油分も落としてしまいます

カナダでの生活を始める前の私は、朝と夜、たっぷりの泡で洗顔してさっぱりすることが好きでした。それをカナダでも続けていたら、肌がかぴかぴに乾燥するようになり、乾燥によるニキビまでできるようになってしまいました。

カナダで生活していると、自分の肌の「油分」がとても大事なことに気づかされます。肌質にもよりますが、私のようにもともと乾燥肌の人は、なるべく洗顔は簡潔に、そして1日1回にすることをおすすめします。

私の場合、洗顔は以下の通りにしています(夜ではなく朝シャワーする場合です)。

夜、ふき取り化粧水でメイクを落とし水で軽く流す

朝、シャワーのとき最後に軽く洗顔フォームで洗顔(顔についたシャンプーなどを落とすためなので、ほぼ一瞬で終わらせます)

日本では汗もかきますし湿気があるので洗顔はよくしていましたが、カナダではなるべく最小限にした方が肌にいいです。最初は気持ち悪いと感じますが、慣れればなんてことないので試してみてください。

スキンケアを見直す

化粧品

日本で使っていたスキンケアセット(化粧水・乳液など)で、日本にいたときと同じ方法でスキンケアをしてもカナダでは物足りない場合があります。

コットンで化粧水をつけて軽めに乳液、という流れでスキンケアをする人は多いと思います。それでは物足りない場合があるので、もっとこってりしたクリームかオイルでパックしてあげることをおすすめします。

やはり需要があるのか、こちらで販売しているクリームはどれもこってりしています。

私は日本で「さっぱり」系の化粧水と乳液を利用していました。カナダにも同じものを持って行き同じ方法で利用していたら、それだけでは追い付かず、肌から粉が吹きはじめました

その後カナダのドラッグストアで販売しているこってりしたクリームを利用し始めたら、だいぶ良くなりました。

初めて海外に出るときは、何でも日本のものを持って行きたくなる気持ちはとてもよく分かります。私も初めはそうでしたが、やはりその土地や環境に合ったものを使うのが1番です。

日本のスキンケアはカナダでも手に入れることは可能ですが、とても高いです。カナダで安く気軽に手に入れることができるスキンケアを見つけるといいでしょう。

どんな環境でもカサカサ、ボロボロのお肌は避けたいですよね。海外で生活するなら、その土地と自分に合ったスキンケアを探しましょう。

シャワー後のぬめぬめ感覚に慣れる

シャワー

シャワーあがりはすっきりさっぱりしていたいものですが、それが乾燥の元となることもあります。

シャワーからあがった瞬間ものすごいスピードで乾燥が始まります。全身をごしごし洗い流してシャワーから出ると一瞬で乾燥してしまいます。固めのボディ用スポンジの利用も、週に1度ほどに抑えましょう。

カナダで販売しているボディソープは、お湯で流しても肌の表面にぬめぬめした感覚が残るものが多いです。

「ぬめぬめに慣れる」というのはこのボディソープの感覚のことで、体がベールに包まれたような状態でシャワーからあがることです。それによってかなり乾燥から肌を防ぐことができます。

最初は気持ち悪いと感じますが、私の場合、冬は特にこの状態でシャワーからあがるようにしています。

シャワーあがりの保湿が勝負

バスルーム

これまでにお伝えしている通り、シャワーから出たら一瞬で肌の水分は乾燥した空気に持っていかれます。日本でもお風呂あがりはそうですが、カナダ(特に冬)ではもっとスピード感を持って対処しなければなりません。

もともとの湿度が低いこともそうですが、カナダではバスルームにも暖冷房の通気口があるためさらに乾燥する場合が多いです。

私の場合、シャワーからあがったら体を拭くよりもまず先に顔をスプレー型の保湿剤で保湿します。そのあと少し体を拭き、まだ体が濡れているうちにクリームを乾燥する箇所に塗ります。(ひじ、ひざ、私は特にふくらはぎによく粉を吹くので念入りに塗ります)。

シャワーからあがって体をふいて、ベッドに移動して優雅にクリームタイム、なんていう時間はありません。乾燥は時間との戦いです。即保湿することを習慣付けることをおすすめします。

シャンプーは2日に1回

女性

日本人の方にとっては慣れないことかもしれませんが、シャンプーを2日に1回のみにすることはカナダでは普通のことです。頭皮ももちろん乾燥するので、洗顔と同じく、洗いすぎには注意です。

夏も湿度が低く乾燥していて、運動しない限り汗はめったにかきません。2日に1回のシャンプーでも、意外に平気でいられるものです。

カナダの水が合わないという人も多いので、そういう人は毎日髪を洗うと傷むので避けたいです。カナダで髪を洗うと髪がギシギシとまとまらなくなるので、2日に1回に変えたという友人もいました。

それでもやっぱり気持ち悪いという人は、ドライシャンプーを使ってみるのもおすすめです。「洗い流さないシャンプー」のことで、頭皮にスプレーして揉みこみ、ブラッシングすると髪が落ち着き、少しばかり頭皮もさっぱりします。

カナダではどのヘアケアブランドもドライシャンプーを販売しています。ドラッグストアではどの香りのものにしようか迷ってしまうほど品揃えが豊富です。私は髪が長いので、シャンプー2日に1回はかなり助かっています。

慣れると、2日目の方が髪が落ち着いていてヘアスタイルも上手くいく気がしています。

まとめ

冬のカナダ

乾燥は肌にとって大敵です。かなり乾燥するカナダでそれに打ち勝つには、やはりその土地に合った生活習慣や商品をまずは試してみること、そして慣れることが大切です。

最初は戸惑うかもしれませんし、もちろんそれぞれ個人差もありますが、今回ご紹介した5つの方法を試せばきっと乾燥を防げるはずです。乾燥による肌荒れに困ったら、ぜひ試してみてください。

また、今回は外面からの乾燥対策をご紹介しましたが、もちろん内面からの対策も必要です。普段から食生活に気を遣い、ストレスを溜め込み過ぎないようにするといいでしょう。