カナダ・トロントで語学学校のIELTSコースを受けてみた!学校の特徴から独学法まで

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カナダのトロントには、たくさんの語学学校があります。それぞれどんな特色か気になりますよね。

私は、イギリス系の英語能力テスト「IELTS」の試験を受けたいと思い、そのために語学学校のIELTSコースがどういうものか知りたくトライアルを受けました。今回は、私がIELTSコースをトライアルで受けたトロントの語学学校をご紹介します。

※全ての語学学校では、時期やエージェントによって金額が変更するので、随時確認することをおすすめします。※カナダドル=約84円(2019年3月)

語学学校「RCIIS」

RCIISのホームページ

立地

RCIISはトロントの北側にあります。ダウンタウンから電車で20分程です。

料金

入学金は175ドル(約14,700円)、IELTS4週間コースは1,160ドル(約97,440円)です。IELTSのコースの中では比較的安い学校です。

校内はとても綺麗で、カフェテリアがありました。トライアルを受けた日がテストの日だったので、テストとは別に個別に問題を解き、解説してくれました。

特徴

IELTSのクラスは少人数制で部屋自体が小さいので、先生との距離も近かったです。分からないところがあれば、その都度質問がしやすい環境でした。

日本人のカウンセラーの方もいます。日本語で丁寧に質問に答えてくれるので、安心します。また、トロントのカレッジを卒業しているそうで、入学までのプランやカレッジ生活のことなど、なかなか聞けないリアルな話を聞くことができました。

語学学校「KAPLAN」

KAPLANのホームページ

立地

KAPLANはダウンタウンの中心部にあります。Kaplanは、世界各国に学校を持つ有名な語学学校です。

料金

入学金は185ドル(約15,540円)、IELTS4週間コースは1,777ドル(約149,268円)です。私がトライアルで行った語学学校の中では、1番高い授業料でした。

私が1番驚いたことは、校内がオフィスのようでモチベーションが上がりそうな空間だったことです。

特徴

先生はフレンドリーで、質疑応答の場を問題ごとに設けてくれたので、気軽に質問することができました。質問をしたいけど聞きづらいという方には、このような環境はとてもプラスになると思います。

Kaplanは、必ず教育関係での経験がある人を正社員で雇うそうです。逆に、経験がなく、アルバイトの語学学校講師がいることを、この時初めて知りました。たまに不評の学校も聞くので、どんな授業なのか確認する必要があると思いました。

語学学校「English School of Canada(ESC)」

ESCのホームページ

立地

ESCはトロントの北側にあります。ダウンタウンから電車で約15分程度です。

料金

入学金は175ドル(約14,700円)、IELTS4週間コースは1,485ドル(約124,740円)です。

ESCのウェブサイトでは、入学前試験を無料で受けることができます。自分のレベルを知るためにも1度受けてみるのも良いと思います。

特徴

先生たちはフレンドリーで、とても話しやすかったです。他の学校のIELTSコースに比べ、クラスの雰囲気はわいわいしていました。教材をコツコツ解きたい方には向いていません。

先生は実際にIELTSの面接官の方でした。どの受験者に対しても、スピーキングテストの時にうなづいてはいけないそうです。面接官も本番前に面接の練習があり、先生は生徒の中から模擬試験を受けたい人を募集していました。

語学学校「EC」

ECのホームページ

立地

ECはトロントの北側にあります。ダウンタウンから電車で約15分程度です。

料金

入学金は130ドル(約10,920円)、教材費とIELTS4週間コースを含め1,192ドル(約100,128円)です。ECには30歳以上限定のクラスもあり、校内も区切られています

特徴

校舎のラウンジには電子レンジがついていて、充実したカフェテリアでした。私が受けた時は、6人ほどしか生徒がいませんでした。先生はとても分かりやすく、少人数なので1人1人に質問を投げかけていました。

IELTSの過去問を解きつつ時事問題も取り入れていたので、自ずとスピーキングやライティングで使える知識が増えると思いました。リーディングの勉強の時にも必ず1人1回以上発言する場があったので、柔軟に学ぶことができると感じました。

過去問やインターネット

動画

語学学校に行かないで自力で勉強する方法もあります。私は、カナダのアマゾンでIELTSの過去問を購入しました。IELTSを受けたことがないので、解き方などのコツが分からなかったのですが、語学学校のトライアルを受けてコツをつかむことができました。

各語学学校の先生にIELTSを勉強するにはどの教材が1番適しているか聞いてみました。全ての先生から、ケンブリッジから出ているIELTS公式過去問集をおすすめされました。

自力で勉強するのが難しいスピーキングやライティングセクションには、インターネットやSNSを活用しています。IELTSについての学習方法や解き方のアドバイスがたくさんあるので重宝します。私がよく使っているコンテンツはこちらです。

Youtube

スピーキングの練習に、Youtubeを使っています。”IELTS Speaking”と検索すると、スピーキングのサンプル動画がたくさん出てきます。問題の傾向や答えの言い回しなどを見ることができます。

動画によっては、スピーキングテストの解説やポイントを説明しているので、とてもためになります。

全て英語で解説しているので、リスニングの勉強にもなります。動画を見るまでスピーキングの試験の流れを知らなかったので、当日のスピーキング試験の流れを知ることができて良かったです。試験を始める前にパスポートの提出や自己紹介をするので、事前に知っていると安心します。

Instagram

Instagramにも、IELTSについてのアカウントがたくさんあります。その中でも私がよくチェックしているアカウントが2つあります。1つ目は@ieltsexaminationです。このアカウントでは、主にアカデミックの英単語を紹介しています。また、反対語や言い回しなども書かれています。

2つ目は@bbclearningenglishです。このアカウントは、IELTSに特化しているものではないですが、とても役に立つ英語の説明ばかりです。クイズ形式で答えるものが多く、音声付きで説明されているものもあります。

どちらのアカウントも手軽に学習できます。移動中やスキマ時間を使って活用できるので、とても便利です。

レベル分け試験

今回ご紹介した全ての学校で、入学時にレベル分け試験があります。レベル分け試験は筆記とスピーキングの2つです。

学校ごとにレベルの基準は異なりますが、中級以上の英語レベルが必須です。もし達してない場合、レベルにあったクラスからスタートし、IELTSのクラスまで目指します。

入学してから期待していたクラスと違うという事は避けたいものです。トライアルを活用してお気に入りの学校を見つけてください!