皆さんの周りには国際恋愛をしている人はいますか。国際恋愛と聞くとキラキラしているイメージを持つ人もいると思います。どうやって出会ったのか、実際は大変なのではないかと気になるところですよね。
現在、私は文化もルーツも全く違うクロアチア系カナダ人とおつきいしています。苦労することもあれば、楽しいこともたくさんあります。ときには国際恋愛をしている友達に相談することもあります。今回は国際恋愛について、私の実体験を紹介したいと思います。
出会い
現在、私はクロアチアがルーツのカナダ人と交際しています。出会いは韓国人の友達に誘われて参加したバーベキューでした。
私と友達以外は全員クロアチア系カナダ人でした。イタリアの東にあるクロアチアには行ったこともなければ、そこの人々と会ったこともなかったのでとても新鮮でした。
告白しない!?
バーベキューで出会ってから仲良くなり、つきあうようになりました。アジア人とカナダ人の友達と愛の”告白”について話したことがあります。私を含めアジア人の友達は、つきあう前にどちらかが”告白”をするのは一般的だと思っていました。
しかし、カナダ人の友達は時間をかけて相手のことを知り、一緒に居たいと思えればずっといるから”告白”はいらないと言っていました。とてもロマンチックにも聞こえましたが、私たちアジア人は「よく分からない!」と最後まで納得しませんでした。
そんな私ですが、”告白”がないまま自然につきあうようになっていました。日に日に会う回数が増えていき、いつの間にか「My girl friend(僕の彼女)」と彼から紹介されるようになりました。
カナダ人らしいデート
ロッキー山脈やナイアガラの滝が有名なカナダは、国土の54パーセントが森林におおわれ、人々の生活は自然と密着しています。休みがあればビーチやキャンプなどに出かけて自然を楽しみます。
夏場には毎日のようにビーチに出かけていました。カナダの夏は短いので、目一杯楽しむのが大事です。
平日の午後4時頃にビーチに行くと、ビーチで楽しむ人をたくさん見かけます。日本ではその時間帯にビーチが混むことはほぼないと思います。早く仕事を切り上げて、夏を楽しむのがカナダ流です。
ちなみにトロントは海がなく、ビーチと言えば湖を指します。五大湖の1つであるオンタリオ湖はトロントに面しており、そこでビーチを楽します。
私たちは湖のビーチに行くときは必ず小さなテントを持って行きます。湖で思いっきり泳いだ後は、テントの中で休憩をします。日が暮れるまで湖のビーチを楽しみ、自然を思いっきり味わいます。
自分の意見を持つことは大切
日本ではオブラートに包んで物事を伝えることが大事な心配りとされています。しかし、カナダ人は良くも悪くもストレートに思ったことを言います。これはカナダ人だけではなく、他の国の人でも当てはまるのではないでしょうか。
それは恋人だけではなく、友達同士でも感じることです。海外では自分の意見を持ち、主張することが大切です。
私自身、自分の言いたいことが思うように英語で言えず、なかなか伝えることができませんでした。しかし、私も自分の意見を言うように心がけ、英語の言い回しなど分からない場合は必ず調べて相手に伝えるようにしました。
そうすると、相手は私の言うことをきちんと聞いてくれ、お互いをより理解し合うことができました。
オープンマインドを心がけて
英語を話す場を自ら作っていくと、出会いが広がります。多民族国家のカナダでは、恋愛だけでなく、新しい友達や新しい文化にも触れることができます。オープンマインドで、積極的に話しかけることがとても重要だと思います。
これは留学をする上でも大切なことです。英語が苦手でも話す機会を作っていくと、おのずと英語で話すことに慣れていきます。学校では教わらないネイティブ独特の言い方やボディランゲージなど、とても勉強になります。
国際恋愛をしてみたい方は交友関係を広くし、積極的に話しかけてみてはいかがでしょうか。
国際恋愛をして英語力は上がるのか
外国で好きな人を見つけ、英語力がすぐに伸びるとよく聞きます。実際はどうなのでしょうか。
私の場合、ネイティブ独特の言い回しやスラングなど、学校では教わらないことをたくさん知ることができました。間違った発音をすると直してくれたり、毎日会話をするのでスピーキング力が上がると思います。
やはり、1番大事なのは自分の思っていることをきちんと伝えることと、恋人と会話をもっと広げて楽しみたいという気持ちだと思います。
つきあいたての頃はもっと上手な英語で会話を弾ませたいと思い、英語の勉強に励んでいました。今では、ケンカをしたときに使える英語ばかりを覚えてしまっています。もちろん、今でも相手のために英語を上達させようと頑張っています!
文化の違いでプチ事件
文化の違いで戸惑うこともあると思いますが、新しい発見は面白いものです。逆に日本の文化を知ってもらえると嬉しくなります。いろんな文化を知ることで、視野が広がり柔軟な考えを持つことができます。
彼の誕生日パーティーを家で開いたことがあります。友人とさらに彼の両親もパーティーに招きました。クロアチアをルーツに持つ友人がほとんどでした。英語に混じって、クロアチア語も飛び交い、私にとっては新鮮な場でした。
誕生日パーティーでのプチ事件
料理の準備をしている間に、彼に小ネギを用意してほしいと言われました。「そのままで良い」と言われたので、冷蔵庫にあることを確認して料理の準備に戻りました。
パーティーが始まり、彼の父親に小ネギを持って来てくれと頼まれました。言われた通りにそのまま持って行くとなぜか驚かれました。
小ネギの根元をカットし、グラスに立てて持って来てほしいと言われました。周りの人にもこの食べ方を知らないの?と聞かれました。なんと、クロアチアの文化では豚の丸焼きと一緒に小ネギをかじって食べるのが普通だったのです。
私はそこで初めて知り、彼の父親に変な目で見られてどうしようと思いましたが、今では笑い話になっています。
まとめ
国際恋愛と聞くとなかなか大変だと思う人もいると思います。確かに文化や言葉の違いによって、難しく感じるときもあります。ケンカをすることもありますし、仲直りをするまでに時間がかかることもあります。
しかし、時間をかけて理解を深めていけば新しい発見がたくさんあります。国際恋愛と言っても人それぞれです。文化や言語の違いに負けず、自分のペースで焦らずに進んでください。素敵な人が見つかるかも知れませんよ!