ニューヨーク・タイムズスクエア(NY Times Square)の年末年始の大イベントと言えば、カウントダウン!世界中から約100万人が集結する人気イベントです。
筆者はニューヨークへ行くことさえも初めてでしたが、初心者の方でもカウントダウンを分かりやすく、楽しめるルールやポイントについて、実体験をもとにご紹介していきたいと思います。
基本情報について(公式サイト)
※公式サイトトップページ
タイムズスクエア周辺には、ニューイヤーのカウントダウンまでにさまざまなコンテンツが用意されています。イベントは大晦日の夕方6時から始まります。
豪華アーティストによるステージライブやダンスパフォーマンスは有名!そのほかにも観光客に無料記念グッズ配布やテレビ中継、盛大な花火など、内容は盛りだくさん!
毎年注目される豪華アーティストですが、2019年はRobin Thicke(ロビンシック)、Snoop Dogg(スヌープドッグ)などによるライブが行われました。ステージライブのアーティストについては公式サイトで発表、案内されます(サイトは英語表記です)。
イベントのコンテンツ以外にもルールやFAQもあるので、都度最新情報を確認しましょう。
入場時間とエリア
入場時間
ボールドロップを近くで見たい人は11時ごろにはタイムズスクエア43丁目付近に到着することをおすすめします。
筆者は入り口に迷い、見つけるまでに30分ほどロスしてしまいました。当日は観光客だけでなく、警察官もたくさんいます。人の流れに合わせているだけでは目的地とは違う場所に行き着く可能性があります。
入り口は時間によって変わっていました。筆者の友人は12時過ぎに着いたところ入り口が分からず、ボールドロップもステージも遠くてあまり見られなかったようです。一方で、10時から入っていた友人はカウントダウンまで我慢ができず、夕方17時ごろに断念したようです。
一度柵内に入ってから退場してしまうと、戻ることはできません。必ずトイレを済ませてから入り口へ向かいましょう。
※メインステージとの距離
入場エリア
入場エリアは時間によって変わりました。例えば、筆者がいた時間帯は48丁目周辺が入り口でしたが、12時ごろに到着した人は49丁目が入り口になっていたようです。周辺の警察官に都度確認することがベストです。
2019年度では柵内に入るまでに警察のチェックは2回ありました。どちらとも荷物とボディチェックです。荷物については、「持ち物、服装は?」をよくご確認ください。大きいかばんやリュックは禁止されています。
ボディチェックは空港の入国審査の時の、危険物センサーを使った確認をイメージしてください。危ないものは一切持っていませんでしたが、食べ物を持ち過ぎで怒られるのではないかとドキドキでした。ですが、正直ディズニーランド入園とチェックのレベルは変わりません。
この待機時間で周りの観光客と仲良くなることができます!
持ち物、服装は?
持ち物
公式サイトでも発表されているように、大きいかばんやリュック、そして傘も禁止されています。
~筆者の持ち物~
- カメラ
- 携帯電話
- カイロ
- 食べ物(NYベーグル、ケーキ、チョコ、りんご、ゆでたまご)
- 魔法瓶(お湯)
- 小さめの財布
- モバイルバッテリー、充電器
- イヤホン
ショルダーの小さいかばんとスーパーのバッグ(中くらい)で持っていきましたが、なんとスーパーのバッグは警察チェックでOKでした。
残念ながら、2019年のNYの大晦日は夕方から大雨。筆者はカッパを持って行き忘れたためにびしょぬれになり、寒さが倍増でした。雨予報が出ていれば必ずカッパを用意しましょう。
そして、食べ物はこれほど持って行きましたが、周りの観光客は全然持っていませんでした。かばんさえ持っていない人もたくさん。そのせいか、待機中に15ドルくらいで売っているようなピザが35ドルで販売されていました。
服装
~筆者の服装~
- ヒートテック2枚
- ニット
- ウルトラライトダウン
- TNAのダウンジャケット(厚めのダウンジャケット、カナダで購入)
- マフラー
- ニット帽
- 手袋(防水型ですが、大雨には耐えられず……。)
- 起毛のタイツ
- 大人用おむつ(柵内に入るとトイレに行くことはできません、念のためにおむつ着用しました)
- ズボン
- スノーブーツ(マイナス30度まで耐寒、カナダで購入)
雨が降るまではこの格好で十分でした。しかし夕方から大雨が年明けまで続き、これだけ厚着した服はすべてびしょ濡れに……。
それにより寒すぎて腰が曲がらなくなり、何度も抜け出そうか悩みましたが、最後まで持ちこたえることができてよかったです。本当にカッパは必要です。
ちなみに、おむつは発揮する機会がありませんでした。
記念グッズの配布
2019年度は帽子、マフラー、手袋、バルーンが配布されました。配布開始時間は18時と公表されていましたが、お昼すぎにタイムズスクエアに入っていないと配布範囲対象外になるため、気を付けてください。
時間になると柵外の通り道からスタッフがグッズをどんどん投げ、正月バーゲン戦争かのようになります。できるだけ柵側に待機して手を伸ばして強くアピールしましょう。
筆者はマフラーと手袋はゲットできませんでしたが、近くにいた観光客から帽子をいただけました!カウントダウン前にはみんなが帽子を被り、バルーンを手に持ち団結力が強まります。
一生に一回の経験かもしれないからこそ、カウントダウンに参加したら絶対ゲットしましょう!
待機時間の暇つぶし
筆者は約12時間半待機をしました。日本からNYまでのフライト時間ぐらい、半日以上……!
お昼過ぎからステージイベントのリハーサルが始まるため、想像していたよりも暇を感じることはありませんでした。ですが、寒く感じる待機時間を少しでも楽しく過ごせるために、暇つぶしグッズを用意しましょう。
例えば筆者はストリーミング動画を用意しました。当日は、人数が多いこともあって街の無料Wi-Fiを使うことはできません。ストリーミング動画や音楽を用意する方は必ず、事前にダウンロードを済ませておきましょう。
待機時間の暇つぶし、一番のおすすめは周りの観光客とお話をすることです。筆者もたくさんの観光客と仲良くなれました。
ニューヨーク住まいの男性と仲良くなり彼の親戚と一緒にテレビ電話をしました。当日にプロポーズを計画している男性とその彼女とお話もしました。素敵なエピソードがいっぱいでとても幸せな気持ちになりました。英語力を試すいい機会でもあります。積極的に話しかけてみましょう。
まとめ
真冬のニューヨークで大雨の中、長時間待ち続けることはとても辛かったです。けれど、耐え抜いた後で大量の紙吹雪に包まれながら、世界中の人々とニューイヤーの祝福ができたことはすてきな体験でした。
アメリカと日本では年末年始の習慣が大きく異なります。イベントに参加することで海外の友達を作ることができたり、文化を学ぶことができます。
年末年始にワーキング・ホリデーや留学や観光で北米にいる方は、ぜひ参加してみてください。