ラオス・ルアンパバーンで楽しむおすすめ観光スポット5選

友人に会うためラオスのルアンパバーンへ向かいました。空港といえば免税店があったりホテルが周りにあるイメージですが、ルアンパバーン空港の周りに建物はなく、緑に囲まれていました。

空港から市内まではトゥクトゥクで15分程度です。トラックの荷台を改造して青くペイントした、いかにも手作りという感じのトゥクトゥクです。

日本ではなかなか見ることのできない光景がある、ゆったりとした時間が流れるルアンパバーンの魅力を紹介していきます。

（1キープ0.013円2019年6月現在）

メコン川クルーズ

ルアンパバーンの町には、中国からミャンマー、タイ、ラオスを通りベトナムまで流れている4200キロにもわたる大きな川、メコン川が流れています。湖にも見えるほど流れが緩やかで、川幅が広い所で3キロにもなります。

ルアンパバーンの町の中心部はメコン川沿いに位置しているので散歩がてら夕日を眺めたり、川沿いのレストランで食事をしたりするのもおすすめです。

川沿いには観光用にボートが停泊しており、歩いているとおじさんが「ボートに乗らないか」と声をかけてきます。私が乗ったボートのおじさんは、どうやら家を持たずにボートで生活しているようです。

「独身だから、このボートで充分さ」と、とても楽しそうに話してくれました。ボートから見るメコン川は更に広く感じ、建物のない木々に囲まれた向こう岸に沈む夕日はとても美しいものでした。

行きはエンジンをかけて風を感じながら走り、帰りはエンジンを切って川の流れに任せながら出発したところに戻るところもラオスらしさを感じます。

ナムカン川

ルアンパバーンを流れ、メコン川と合流するナムカン川。ボートレースをしたり、子どもたちが川で遊んでいたりします。

川沿いにはゲストハウスやレストランが並んでいますが、その中でも人気なのがユートピア（Utopia）というレストランです。お店が京都の川床のように川の上に竹で建てられていて、そこからの景色は絶景です。

春巻きなどのアジア料理からピザやサンドイッチまで、たくさんの種類の食事を楽しむことができます。

ナイト・マーケット

ルアンパバーンでは町の中心部で毎日ナイト・マーケットが開催されています。いつも観光客でにぎわい、ラオスの人たちの生活を潤しています。

ラオスをモチーフにしたTシャツ、ラオスでとれたコーヒー豆、カラフルな民芸品などがずらりと立ち並びます。民芸品のバックや洋服は約700円からとラオスの物価にしては少々高めですが、その他のものは100円から500円と安く、たくさんお土産を買うことができます。

ナイトマーケットの一角にはイブニング・マーケットがあり、川でとれた新鮮な魚の丸焼き（1匹約100円）を売っている露店や、ビュッフェ形式で地元の野菜炒めや肉料理を楽しめる露店（1人約200円）など、安くでおいしい地元の料理をたくさん食べることができます。

コーヒー豆

1893年から1953年までフランスの植民地だったラオス。1915年ごろにフランスから持ち込まれたコーヒー豆のプランテーションが始まったとされています。

コーヒーベルトというコーヒーが栽培されやすい地域には入っているにもかかわらず、ラオスに来るまでラオス産のコーヒーとは出会ったことがありませんでした。

町中には「ラオコーヒー」を提供しているカフェやホステルがあります。どちらかというと薄いコーヒーで、値段が日本円で1杯約20円から30円ととても安いです。

クアンシー滝

トゥクトゥクや乗り合いバス、レンタルバイクを利用して約1時間で行くことができます。トゥクトゥクや乗り合いバスの帰る時間を気にしたくなかったので、バイクをレンタルしました。

クアンシ―滝にたどり着くまで道が混んでいるという印象はなく、滝が近くなるにつれて道が細くなっていき、観光客を乗せたトゥクトゥクやバス数台にしか出くわしませんでした。

駐車場にバイクを止めて入場料20,000kip（約250円）を払います。入り口を歩いて行くとクマの保護施設にたどり着き、その奥に迫力満点の滝を間近から見ることができます。

さらにハイキングのような山道を登っていくと自然が作ったものとは思えないほど美しい滝の上流を見ることができます。頂上まで行くと泳ぐことができる場所があり、木のブランコも用意されています。

バイクレンタル

パスポートと国際免許証があればレンタルすることができます。返却する時に、身に覚えのない修理代の請求などの問題が起こらないように、レンタル時にきちんとお店の人とチェックし車体の写真を撮っておきましょう。

私の行ったお店には自転車用の発泡スチロール製のヘルメットしか用意がなく、お願いしてお店の人のバイク用ヘルメットを借りました。何かが起こってからでは遅いのできちんとしたヘルメットを借りましょう。

セー滝

セー滝へは、バスやトゥクトゥク、バイクを利用して町の中心部から所要時間30分ほどで行くことができます。駐車場に着くと目の前は川です。その川を渡らなければセー滝にはたどり着けません。

駐輪料金5,000kipとボートの往復料金20,000kipの合計25,000kip（約320円）を支払います。ボートで向こう岸にわたるとゾウに乗ることができる施設があります。

さらに奥に進んでいくとセー滝があり、クアンシ―滝に比べるとコンパクトなサイズですが、人も多くないので十分に楽しめます。私は夕方に行ったので、ほぼ貸し切り状態でした。ただ、ボートがないと帰ることができないので、ボートの最終便の時間を聞いておきましょう。

寺院

ルアンパバーンには町のいたるところにお寺があります。入場料を払って建物の中を見ることもできます。お寺といっても日本とは建物の様式が異なります。

お寺の中に入るとたくさんの仏像が飾られており、先代の僧侶の写真が壁にずらりと並んでいます。驚いたのは、先代の僧侶にそっくりの蝋人形が多数の仏像の横にケースに入って並べられていたことです。その蝋人形については未だによくわかっていません。

さて、ここルアンパバーンでは「托鉢」という行事が毎朝行われています。籠を持ったお坊さんに地元の方がお米やお菓子をあげています。道でお菓子を販売している人がいるので、どうやら観光客も参加できるようです。朝5時半から始まります。

「托鉢」が終わったらぜひプーシーの丘に足を運んでみてください。ルアンパバーンには高い建物はない中、一番高い所に建っている寺院から眺める景色は最高です。

まとめ

他の国に比べると観光客が少ない印象のルアンパバーン。日本では見たことのない大自然を市内から1時間も移動すれば見ることができる魅力的な場所です。

ラオコーヒーを飲みながらここが人気の観光地になってしまったら、こんなにゆっくりした時間の流れは感じることができないのかなと思った旅行でした。

日本からの直行便は今現在ないのですが、カラフルな手作りの民芸品が魅力的で、物価もとても安いので今度は家族で訪れたいです。