トロントの気候や気温は? ベストシーズン、天気、服装も徹底解説

冬のトロント









カナダ・トロントは、留学先で人気の都市のなかでも寒いことで有名です。実際はどれくらい寒いのでしょうか。毎日極寒なのでしょうか。初めてトロントに渡航した時は、冬をどう乗り切れば良いか心配していました。

そんな私ですが、今ではトロントの冬が好きになりました。年間を通して様々なアクティビティがあるトロントは、気候や天気に関係なく楽しめる都市です。

今回はトロントの気候や天気、ベストシーズンをご紹介します。

トロントの天気

トロント

気候

トロントの気候は、北海道と同じ亜寒帯に所属します。そのため、四季がはっきりしており、夏が短く冬が長いのが特徴的です

夏と冬の特徴

夏場は日本のようにジメジメしておらず、カラッとしているためとても過ごしやすいです。一方で、冬場は乾燥状態が続きます。乾燥による肌荒れや髪の毛の傷みに注意が必要です。

降水量

また、トロントではあまり雨が降りません。年間を通して月に8日ほどの降雨日数です。にわか雨が降ることもありますが、現地の人たちが傘を持たずに雨の中を歩く光景をよく見かけます。

サマータイム

トロントではサマータイムが取り入れられていて、毎年3月の第2日曜日午前3時に始まります。サマータイムとは、主に夏の時期に標準時間を1時間進める制度のことです。午後8時を過ぎても明るいので夜の余暇時間を長く楽しめます。

11月の第1日曜日の午前2時にサマータイムが終了し、時計を1時間戻します。日照時間が短くなり、午後4時過ぎにもなると空は真っ暗です。

トロントの気温

気温

4月

冬はもちろん、トロントの春も東京に比べて寒いです。4月の平均最低気温は2℃、平均最高気温は10℃です。5月でも平均最低気温は8℃、平均最高気温は17℃となっています。

6月・7月・8月

6月から8月になると短い夏がやって来ます。8月には30℃を超えることもありますが、平均気温は25℃前後なので日本よりも過ごしやすいです。ただし、紫外線が強いので紫外線対策はしっかりすることをお勧めします

9月・10月・11月

9月から11月までは秋になりますです。平均気温は15℃前後ですが、時より10℃を下回ることがあります。

12月

12月から3月になると長い冬がやって来ます。日も短くなり、夏が恋しくなります。12月の平均最高気温は3℃、平均最低気温はー3℃です。

1月・2月

1月と2月になると平均最高気温は0℃、平均最低気温はー7℃になります。この時期は大雪が降り、ー15℃になることも珍しくありません。そして、体感温度がー20℃を超えることもしばしばあるので、寒さ対策はしっかりしておきます

トロントのベストシーズン

水辺

ベストシーズンは夏

私がお勧めするトロントのベストシーズンはズバリ夏です!なぜならば、トロント全体が活気づき、街中が人々で賑わうからです。

アクティビティ

私のお気に入りのアクティビティをご紹介します。

1番のお気に入りはパティオです。パティオとは外でお酒が飲めるレストランのスペースのことを指します。カナダでは外でお酒を飲むことは禁止されているので、夏はパティオが欠かせないのです。パティオ巡りをして、お気に入りを見つけるのも楽しいです。

夏はビーチも欠かせません。実はトロントには海がなく、代わりに大きな湖で海水浴をします。もちろん、ビーチには砂浜やパラソルがあり人々が集まります。

トロント市内のビーチにはトイレの設置はありますが、シャワールームはありません。海で泳ぐと塩のせいで体がベタベタしますが、湖のビーチはそういうことはないので快適に過ごすことができます。

トロントの服装

服装

夏の服装

トロントではカジュアルな服装が目立ちます。夏の時期は男女ともにタンクトップに短パンが主流です。日焼け対策にカーディガンを羽織っている人を見たことがありません。ただし、日差しが強いので帽子とサングラスは必須です。とてもカジュアルな服装がカナダらしいですね。

冬の服装

冬になると厚手のコートが必須です。カナダにはー20℃にも耐えられるコートがたくさん売っているので、現地で購入するのが良いと思います

コートとともに防水のブーツも用意しましょう。肌の露出を最低限度に抑えることがトロントの冬を乗り越えるコツです。ニット帽で耳とおでこを隠し、その上からコートのフードを被ります。マフラーで顔の半分を隠せば防寒完了です。

冬の外は極寒ですが、屋外はとても暖かくなっています。冬にショッピングモールへ行くと、汗をかいてしまうくらいです。屋内では半袖を着ている人も見かけます。薄手のニットに厚手のコートを羽織るくらいがちょうど良いと思います。

トロントへの持ち物

化粧品

日焼け止め

夏の紫外線は日本よりも強いので、日焼け止めは必ず持っていきましょう。ウォータープルーフでSPF50のものが便利です。肌が弱い方は、普段から使い慣れているものを使う方が良いと思います。

保湿クリーム

トロントは日本よりも年間を通して乾燥していますので、保湿クリームは日本から多めに持ってくることをお勧めします。冬になると化粧水はつけずにココナッツオイルを塗ってから、保湿クリームをつけています。保湿が持続するので、乾燥肌の私には必要不可欠です。

目薬

コンタクトレンズをしている人は目薬を余分に持ってくると良いですね。私自身もそうですが、コンタクトレンズを使っている周りの友達も、日本にいる時よりもコンタクトレンズが乾燥しやすいと感じています。私は愛用している目薬を10個、日本から持ってきました。

日本製品を現地で買うこともできますが、割高になります。日焼け止め・保湿クリーム・目薬の3つは日本から持ってきて本当に良かったと実感しています。

まとめ

トロントは寒い都市として知られていますが、屋内はとても暖かく快適です。私は寒いのが苦手でしたが、いつの間にかトロントの冬に慣れてしまいました。今では冬でも半袖を着るようになっています。

トロントでは1年を通してアクティビティが盛んです。夏はフェスティバル、冬はウィンタースポーツを楽しめます。秋には街全体が紅葉に包まれ雰囲気がガラリと変わります。

いろんな顔を持つトロントをぜひ満喫してください。