治安も良く、中立的できれいな英語が話されているカナダは、日本人にも人気の就職、留学先です。
留学するにあたって住む場所はかなり重要となります。ホームステイ、ルームシェア、ドミトリーなど様々な手段があります。初めての留学の場合、エージェントを通して紹介してもらうホームステイで、数週間もしくは数ヶ月住むのが一般的です。
本記事では、私のカナダ・トロントでのホームステイ体験談を紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。※カナダドル1ドル=約81円(2019年3月現在)
カナダのホームステイ先に行くまで
私は、エージェントを通してホームステイを申し込んでいました。カナダの空港からのピックアップは無料で、エージェントの人が空港まで迎えにきます。空港から車でオフィスまで行き、ホームステイの人がピックアップに来るまで待機します。
2時間ほど待ったのち、ホスト先の人が迎えにきてそのままホームステイ先まで行きました。私が家に到着したのは遅い時間だったため、ひとまず部屋に案内され、軽食をもらって、そのままその夜は就寝しました。
翌日の朝、ホストマザーに起こされ一緒に朝食をいただきました。このときに他の部屋に住む学生さんたちを紹介してもらうことに。私のステイ先には、ロシア人が1人とブラジル人が1人滞在していました。これが私のホームステイ生活の始まりです。
カナダ留学の1日の流れ
- 7:00:起床
起きてすぐにシャワーを浴びる。
- 7:30:朝食
ステイ先のみんなと楽しく会話をしながら朝食。
- 8:00:家を出る
ステイ先のブラジル人と毎朝一緒に登校。最寄りの駅まで歩いて20分程度。そして電車で15分ほどかけて語学学校の最寄り駅まで行きます。学校は駅から数分のところに位置しています。
- 9:00~12:00:午前の授業
- 12:00~13:00:ランチタイム
- 13:00~16:00:午後の授業
- 16:00~18:00:図書館で自習
- 19:00:帰宅
ステイ先のディナーの時間が19:00と決まっていたので、この時間に合わせて帰宅。ホストファミリーや他の学生たちと一緒に楽しく雑談。
- 20:00~22:00:ゲームで勉強タイム
英語を学ぶ学生が滞在するホームステイだったため、ホストファミリーは単語ゲームや様々なゲームを使って英語を学ばせてくれていました。間違った発音や文法があると、聞き流さずにきちんと直してくれます。
- 23:00:就寝
ホームステイの家賃&ハウスルール
家賃
ホームステイでの費用は、1人部屋で1日3回の食事提供で月700ドル(約56,700円)でした。最初の数週間は慣れるために食事は任せていましたが、慣れた頃に自分で料理をするようになり、月500ドル(約40,500円)で住んでいました。
洗剤やトイレットペーパーは基本的にこの金額に含まれますが、シャンプーや調味料などは自前です。
ルール
どの家にもルールはあるものです。私のステイ先でもルールはありました。
まず、帰宅が遅くなる場合は必ずホストマザーに連絡を入れることです。これは、夕飯の有無を伝えるだけでなく、ファミリーに心配をかけないためにも絶対条件でした。あとは、洗濯は夜8時まで、そして料理は夜10時までに終わらせるというルールでした。
そして、家の中では母国語禁止というものです。英語以外の言語を話してはいけないというものでした。
ホームステイでのちょっとしたトラブル
私がステイしていたファミリーは、頻繁に友達を呼んでごはんを食べたり、お茶をしたりしていました。リビングで大勢でわいわいするのは楽しかったです。
しかし、ある日、学校から帰ると珍しく家には誰もいません。自分の部屋に行くと、知らない男性が私の部屋にいました。ペンキの塗り替えをしているとのことです。
彼は名前を名乗り、ハグをしてきました。私はハグにもまだ抵抗があったので、良い気はしなかったのですが、そのあと頬にキスをされたのです。
これは、文化の違いだとは思うのですが、家で1人だったこと、知らない男性だったことから私は恐怖心を覚え、トイレに逃げ込んで鍵をかけて閉じこもりました。
すぐに携帯電話でエージェントに連絡してホストマザーに帰ってきてもらったのですが、この件でホストマザーのメンツも傷つけてしまうことになりました。
ホームステイのメリット
ホームステイをして良かったと思うことは、カナダの文化に常に触れていられること、そして学ぶことが多かった点です。カナダの歴史や、習慣などを学べたのも、ホームステイだからこそ経験できたことだと思います。
週末には、ナイアガラの滝、CNタワー、カジノ、マーケットなどに連れて行ってもらいました。毎週日曜日には、ホストマザーが教会へ連れていってくれて、毎回新しい友達を作ることができました。
家族のように接してくれて、英語がなかなか上達しないときや、銀行でのトラブル、病院へ行くときなど、何か困ったときも助けてくれました。
私以外の学生たちも他国籍なので、他の国の文化を知ることもできました。家にいるときはずっと英語なので英語の成長も早かったように感じます。
まとめ
ホームステイ先は本当にクジのようなものです。必ずしも自分に合ったホームステイ先に当たるわけではありません。ストレスを感じたり、安心できないようなホームステイ先に当たってしまった場合は、時間がもったいないのですぐに次を探すことをおすすめします!
エージェントに相談して、条件を絞ってから紹介してもらうのが良いでしょう。自分にぴったりなホームステイ先を見つけて有意義な留学生活を送りましょう!