ベトナム・ホーチミン自宅紹介!駐在員はどんな家に住めるのか

マンション









海外生活でやはり一番気になるのは住宅事情ではないでしょうか。毎日寝泊まりする場所だけあって妥協はしたくないですよね。しかし初めて生活をする国であれば、どんな家があるのか?家賃はいくら位が相場なのか?などわからないことだらけだと思います。

今回はベトナム・ホーチミンの住宅事情や実際に起こったトラブルなどをご紹介していきます。多くの人が海外に来て始めにすることは家探しだと思いますので、これを参考にしてお気に入りの家を探してみてください。

私の住んでいる部屋と家賃について

貯金箱

現在住んでいる家は、1人暮らしのスタジオルームで約40平米の広さとなっています。スタジオルームとは日本でいうと、1ルームタイプのお部屋でキッチンや寝室、リビングに境目がなく1部屋となってるタイプの造りです。

1人暮らしには十分な広さで家賃は650ドル。家賃には水道代、掃除・洗濯代金、管理費、20リットルのミネラルウォーター×2本、税金が含まれています。追加でかかるのは、電気代が月に約25ドルです。

近年開発が進み地価が高騰しているため、日本の地方都市の家賃と比べるとベトナムのほうがむしろ高いかもしれません。

部屋には生活に必要な家具・家電、食器などはすべて揃っているため自分で購入するものは消耗品以外ありません。なので、日本から赴任する場合も契約さえ終えればその日から生活することができますので、とても便利な住宅となっています。

今の家を選んだ理由

バスルーム

現在住んでいる家を選んだ大きな理由は2つあります。

床がフローリング

1つ目は、家の床が日本式のフローリングになっている点です。ホーチミンの住宅は基本的に欧米のようなタイル張りが一般的です。床の材質で部屋の印象は大きく変わりますので、木のぬくもり感のある住宅を選びました。もちろん靴を脱いで家に入りますよ。

バスタブ完備

2つ目はバスタブ完備の浴室がある点です。バスタブに入る習慣がほとんど無いベトナムではシャワーブースのみの住宅がほとんどです。日本人としては疲れた時に浴槽につかりたくなるのでこちらも大きなポイントです。

また、ベトナムのマンションタイプの住宅の場合、建物によってはお湯の出る量に制限がかかるタイプもありますので、契約前に必ずどのような給湯設備になっているか確認することをおすすめいたします。

私の住宅はセントラルヒーティングになっており、24時間いつでも自由にお湯が使えます。

日本には無い良いサービス

掃除

私の家の1番の良いところは、サービスアパートメントタイプの契約になっている点です。こちらは週3回の掃除と洗濯が付いているタイプで1人暮らしの赴任者が多く利用している住宅となります。日本の住宅ではないサービスなのでまさに海外ならではですね。

仕事で帰る時間が遅い忙しい人でも、家事を全くしなくて良いので帰宅してからの時間を有意義に使うことができます。

1つだけ不満な点は洗濯を他の住人と一緒に行うため、たまに知らない洋服が混ざっていたり、無くなってしまう点。また、洋服のタグに洋服が誰のものか識別できるよう部屋番号を書かれてしまいます。

私の家だけかと思い、同僚に聞いてみたところどの家も同じような状況になっているそうです。ですので、大切な洋服がある場合は自分で洗うことをおすすめさせていただきます。

実際に起った2つのトラブル

エアコン

私が実際に生活をしていて起こったトラブルを2つご紹介します。

ベランダに巨大な蜂の巣

まずは1つ目。私の家には小さなベランダがあります。外の気温が高いのでベランダに出ることはほぼ無いのですが、ある日、靴を洗って乾かそうと外に出てみると、頭上から変な音がしてきました。

見上げてみると、なんと、そこにはプーさんの映画に出てくるような大きな蜂の巣が。南国なので蜂も生き生きと飛んでおり、とんでもない大きさの巣が作られていました。もちろん管理会社に連絡して翌日には撤去してもらいました。

お部屋が水浸し。クーラーからの水漏れ

2つ目はクーラー。年中暑いホーチミンでは自宅にいる時にクーラーを切ることはありません。ある晩寝ていると、真っ暗な中、水が漏れる音が聞こえてきました。電気をつけてみると、クーラーから大量の水漏れ

こちらも業者を呼んですぐに治してもらったのですが、修理の際に部屋がさらに水浸しでぐちゃぐちゃに。それにもかかわらず、業者の人は一切掃除もせずに帰っていきました。こちらの業者は自分の仕事だけやれば良いという発想なのでお部屋に入れる際にはご注意くださいね。

お家選びのポイント

空

最後に、ホーチミンでの家選びのポイントをご紹介します。

まず一番重視してほしいのが日当たりの良さです。ホーチミンの住宅は隣家との間がまったくなく、窓を開けたら隣の家の壁であったり、そもそも部屋に窓がない物件もたくさんあります。

そんな家の場合、一年を通して湿度が高く暑い国なので油断をするとすぐにカビだらけになっていしまいます。

次に大事なのが大家さんの人柄です。住宅の1室を賃貸として貸し出している物件の多いベトナム。そのような住宅で生活をする場合、これが非常に大切となります。

鍵の開け締めや部屋の清掃、部屋のトラブル対応などは大家さんにお願いをすることになるため、ここで相性が合わないと相当苦労することになります。

ただ、人柄までを契約の際に判断することはなかなか難しいため、不動産会社の人に評判を聞いてみることをおすすめいたします。

まとめ

日本からの赴任当初は土地勘も時間も無いことから妥協しやすい家探しですが、気に入った物件が見つかるまで妥協せずに探すことをおすすめします。ここで妥協してしまうと、半年以上はそこに住むことになってしまいます。

リラックスのできる住宅こそ、明日の仕事への活力となります。私自身も10件以上の物件をみて今の家を決めました。ホーチミンには日本語の通じる不動産屋もたくさんありますので希望はいろいろ聞いてもらうことが可能です。ぜひお気に入りの一件を見つけてください!