海外でワーホリ(ワーキングホリデー)生活をするなら、やらないといけないのが仕事を見つけることです。
給与水準の高いオーストラリアは2019年1月現在、最低時給が23.66ドルです(日本円で約1,694円)。もし現地の人と同じ仕事を見つけることができたら、英語環境で英語力を伸ばしつつ、貯金をすることができます。
私自身、2015年から1年間、オーストラリアにワーホリ滞在していました。この記事を参考に、多くの人がオーストラリアで良い仕事を見つけられることを願います。※1ドル=74.82円(2019年3月)
ワーホリではどんな仕事ができるのか?
ワーホリ滞在者ができる仕事には以下のようなものがあります。
- ジャパニーズ(日本食)レストランのスタッフ
- ローカル(オーストラリア)レストランのスタッフ
- ファーム(農場)での作業
- ホテルやハウスのクリーナー(清掃)
- 留学オフィスの事務
- 観光地での日本語ツアーガイド
- 子どものいる家でのオーペア(子どもの世話をする代わりに部屋や食事を提供してもらうこと)
など
このように色々仕事はありますが、英語力や専門分野・経験の有無などによって得ることができる仕事は変わってきます。
美容師や寿司職人など、手に職があると仕事が見つかりやすく、ワーホリ期間が終わってからも現地で就職できる可能性があります。
なお、日本にいるうちに英語はしっかりと勉強しておきましょう。英語力がままならない状態でオーストラリアまで行っても、なかなか希望の仕事が見つからないこともあります。
オーストラリアで仕事を探すには?
インターネットサイトを見る
もっとも一般的な方法がこれです。例えば、オーストラリア在住の日本人向けのサイトに求人が出ていることがあります。このようなサイトだと、求人内容はジャパニーズレストランのスタッフなど日本人向けのものが多くなります。
日本人向けの求人サイト
- Cheers:https://cheers.com.au/cls/job
- Oshigoto.com.au:https://oshigoto.com.au
また、Gumtree(ガムツリー)などオーストラリア人向けの情報サイトもあります。こちらは現地の人向けの求人が多く、英語を使うローカルの仕事が見つかりやすくなります。
オーストラリア人向けの求人サイト
- Gumtree:https://www.gumtree.com.au
お店に飛び込み、直接レジュメ(履歴書)を渡す
日本ではあまりないと思いますが、オーストラリアでは一般的な方法です。これについては後述します。
人に紹介してもらう
オーストラリアはコネ社会なので、人とのつながりから仕事が決まることも多いです。可能性を広げるためにも、現地の人とコミュニケーションを取っておきましょう。
必要な英語力は?
先にも述べましたが、英語力によって得られる仕事は変わります。
英語力がそれほど求められない仕事
- ファームでの労働
- ジャパニーズレストランのキッチンハンド(皿洗い、盛り付けなど)
- クリーナー
中級以上の英語力が必要な仕事
- ローカルレストラン皿洗い
- オーペア
上級レベルの英語力が必要な仕事
- ローカルのレストランやカフェのウェイター・ウェイトレス
あまり英語が話せなくても雇ってくれるところもありますが、最低限の意思疎通はできた方が良いです。
ジャパニーズレストランならスタッフが日本人だけのお店もありますが、オーストラリアのお客さんも来るので接客英語が使えるようにしましょう。
地元のお店では、英語が話せて当然です。忙しさの中でコミュニケーションを取って、テキパキ働くことが求められます。
ジャパニーズレストランってどうなの?
オーストラリアには多くのジャパニーズレストランがあり、たくさんの日本人ワーホリ滞在者や留学生が働いています。日本人は英語が苦手でも働くことができる上、日本人経営者は、まじめで礼儀正しい日本人は好んで採用されるため、日本人にとって見つけやすい仕事と言えます。
しかし、ジャパニーズレストランだとスタッフの大半が日本人なので、どうしても英語を話す機会が減ります。また、給料が最低水準であることも珍しくなく、それすら与えない違法なレストランも多いです。
日本人とあまりつるまず、英語力を伸ばしながら貯金したいのであれば、ジャパニーズレストランではなくローカルの仕事がベターでしょう。
現地の人と同じ仕事を見つけよう!
オーストラリアは多国籍社会であり、アジア人、ヨーロッパ人、インド人など様々な人種の人が働いています。しかし、そんな中でも日本人がローカルの仕事を見つけるには根気が必要です。
以下に、ポイントをご紹介します。
レジュメ(履歴書)を作成する
パソコンを使って、ワードでレジュメを作ります。日本のようにテンプレートが売られていることはないので、どのような書き方がいいのか研究することも必要です。書き終えたら英語がネイティブレベルの人にチェックしてもらいましょう。
レジュメをばらまく
レジュメができたらインターネットの求人サイトで送るか、印刷して街でお店に飛び込み何枚も配りましょう。どこが目を留めてくれるか分からないので、なるべくたくさん配るのがコツです。
また、当然ながら英語力によってチャンスが左右されるので、英語の勉強をしっかりしておきましょう。
面接のシミュレーションをする
面接でされるような質問を考え、それに対する受け答えをネイティブレベルの人にチェックしてもらいましょう。
ここまでくるのは簡単ではありませんが、数をこなせば必ずチャンスを得ることができます。あきらめずに頑張りましょう。
まとめ
日本にいても海外にいても、希望の仕事に就くことは時に難しく、エネルギーのいることです。しかし現在、オーストラリアでローカルの仕事を見つけている人は何人もいます。
彼らは仕事を見つけるために、英語を勉強したり、レジュメを書いて配ったりするなどの行動をしています。反応がなくて落ち込むときもあるようですが、あきらめずに仕事を探しています。
私がオーストラリアで仕事を探していた時はレジュメを印刷してカフェやレストランに配り、求人サイトでもレジュメを添付してメールしました。その結果、仕事を見つけることができました。
希望の仕事に就くという気持ちを強く持ち、努力を続けましょう。